NAB 2009情報:RED(R3D)再生をスピードアップ
今年のNABでは、RED社出展はありませんでしたが、RioホテルにてREDUSER NAB EVENTが開催されました。これに先立ち、RED社オーナーから発表されたのが、RED ROCKET。RED(R3D)ネイティブファイルの再生をスピードアップする製品です。
詳細は、本文で・・・
REDワークフローに限らず、4Kのリアルタイム再生にはこれまで課題となってきましたが、PCI Expressカードとして提供されるRED ROCKETを利用することで、R3D 4Kファイルを毎秒30フレームまでフル解像度の再生が可能になるとのことです。もちろんPremiere Pro, After Effectsをはじめ、FCP, RED Alert!などREDCODE SDKに対応しています。また、Win/Mac/Linuxとクロスプラットフォームになっています。つまり、Premiere Proで4Kフル解像度での編集およびモニタリングが実現できるというわけですね。さらに、気になる4K表示装置との接続に関して、QuadDVIとQuad HD-SDIを出力端子として搭載しています。(現状、デジタルシネマの配信フォーマットは、Motion JPEG2000が利用されていますが、このRED ROCKETを利用した再生装置があれば、かなり低価格が図れそうです。R3Dの応用範囲が、映画配信の領域まで広がるのでしょうか?)予定価格は、$5,000-ですが、いつものRED社らしく、発表時期、仕様とふくめて変更があるかもしれませんとのこと。#常日頃、「お手軽HD(100Mbps以下の普段使いHD)」と「超HD(非圧縮、2K、4Kといった高画質映像)」の二極化が進むといっていますが、さらに加速しますね!