CS4 Video Revolution アンケートより「テープレスは普及するか?」

7月31日に開催した、テープレス事例セミナー「CS4 Video Revolution」ですが、ご来場いただいた400名を超える皆様に御礼申し上げます。その際のアンケートで、テープレス制作についていくつか質問させていただきましたが、結果は非常に興味深いものでした。

詳しくは本文にて。

まずは、アンケートにお答えいただいた方々の概要です。テープレス制作のセミナーということで、映像制作業務の方が、約85%を占めています。皆さんに伺ったのは、テープレスがどの程度業務に、具体的には「撮影」「編集」そして「納品」のそれぞれの工程で浸透しているかということでした。** 「撮影」パナソニックP2や、ソニーXDCAM HD、さらにデジタルシネマカメラのREDなど、テープレス収録のカメラも様々なものが発売されていますが、実際どの程度使われているのでしょうか?選択肢は「テープレス収録」「テープとテープレスのハイブリッド収録」「テープ収録」を3つ用意し、最も近いものを選んでいただきました。撮影の段階では、すでに50%を超える割合でテープレス収録が利用されているといえます。「編集」ノンリニア編集と敢えて呼ぶまでもなく、PCでの映像編集は一般的なものとなってきています。アンケートの結果からも、あきらかです。「納品」**編集後の映像作品は、最終的に依頼主のもとへ納品されるわけですが、これまではやはりテープによる納品が一般的でした。が、今回のアンケートの結果は当初の予想を大きく裏切りました。これによると、テープ納品が主とする方は30%を割り込んでおり、テープを利用しない納品は、すでに70%超となっていたのです。テープレス制作による事例を紹介するセミナーでしたが、まだまだテープの利用が多いのではと推測していました。ところが、予想以上にテープレスの制作が普及していることが分かりました。撮影および納品は、編集と比べてまだ割合が低いもののこれも時間の問題でテープレス化が進展していくと思われます。アドビでは、Premiere Pro CS4およびAfter Effects CS4ともに、さまざまなテープレス記録方式をネイティブにサポート、さらにFlashビデオ形式への出力にも対応することで、これからの映像制作のテープレス化をリーズナブルに実現します。セミナーへのご来場またアンケートへのご協力ありがとうございました。