SINGについて

InDesign CS2から製品に搭載させていただいたSINGですが、CS5からは新規で作成並びに登録はできなくなりました。

サポートからもご案内を開始しました。
http://kb2.adobe.com/jp/cps/850/cpsid_85080.html

SINGはCSの途中でパブリックベータを行ったところからスタート、CS2で実装した訳ですが、正直不安定なところもあり、ユーザー様にはなかなか使っていただけない機能になっておりました。

実はバージョンアップの時にパフォーマンス向上や細部のチューニングを行っており、CS4ではリリース時よりも安定して動作するようにはなっておりました。ただ、一度ついたダーティなイメージは払しょくすることができず、多くの印刷会社様からも入稿はNGとも言われておりました。

そもそもSINGはCID時代(8千字前後)に考えられたモノで、グリフの少ないフォントを補い、作字や記号などオリジナルで作ったモノをフォントとして使えることをソリューションとして提供しました。

メインストリームになれなかったのは様々な理由がありますが、OpenType(2万字前後)が標準になった今は作字する必要がなくなり、そのコンセプトは陳腐化していきました。

勝手ながらこちら目的を達成することなく、機能として引退となりました。
期待していたユーザー様に応えられなかったことをお詫び致します。

サポートページでも案内しておりますが、CS5ではCS2からCS4まで作ったSINGは表示、並びにプリントはできます。ただ今後は次期バージョンでSING&Tin Libraryは抜く予定です。そうなった時は表示並びにプリントはできなくなります。実際そのような仕様になった場合は改めてご案内させていただきます。

まずはSINGの「今」をこちらにてご案内させていただきました。