Inter BEE 2010 Adobe関連レポート(その1)

Inter BEE 2010も、3日間で総来場者数が3万人を超え、盛況のうちに終了いたしました。前回の記事でも、アドビはAsia Contents Forumの協賛ということをお伝えしましたが、3日間でアジア各国の映像作品上映および18日木曜日に開催されたTBS Digicon 6のセッションのほか、アドビによるユーザー導入事例、およびCS5デモを実施いたしました。

■CS5ユーザー導入事例セッション「株式会社ロボット」

17日水曜日に開催されたCS5ユーザー導入事例セッションでは、株式会社ロボットによる日立製作所様のCM制作事例(事例記事はこちら)を、管理本部経営企画担当/情報システム担当の鴨川弘樹様にご講演いただきました。

以前からデジタル化が進展していたCM制作の現場でも、各工程でのデジタル化に一貫性とフォーマットの互換性がなかったため、各工程の間ではビデオテープを介して作業が進められていたとのこと。作業工程を見直しても、従来のフィルムをつかったワークフローとほぼ変わらなかっただけでなく、フォーマット変換のために余計な作業も発生していました。今回、デジタル一眼カメラを撮影に利用するにあたり、この映像ファイルをそのまま編集に使えるAdobe Premiere Pro CS5やAdobe After Effects CS5を活用したワークフローを構築されました。これにより大幅に作業全体の待ち時間を減らし、その分クリエイティブを発揮することができるというものでした。

■CS5ユーザー導入事例セッション「高野光太郎様」

CS5事例-高野光太郎さん(Inter BEE 2010)

そして、もうひとつのユーザー導入事例セッションが、映像クリエイターの高野光太郎様によるピアニスト西村由紀江さんのプロモーションビデオ「ピアノ」の事例で、19日金曜日に講演いただきました。

こちらも撮影はデジタル一眼カメラを使われていましたが、撮影を担当されたのがファッション誌などで活躍のプロフォトグラファー石田晃久様でした。デジタル一眼カメラは、これまでのビデオカメラとは異なる特徴を備えていますが、石田様のスチルカメラでの経験を動画の撮影にもいかんなく発揮され、非常にユニークなワークフローを実践されていました。

まず、現場での撮影後、その場に用意したPhotoshop CS5 Extendedで映像を確認、そしてこれまでの写真撮影と同様にスタジオでフォトレタッチならぬ動画のレタッチ作業までを石田様のほうで担当されました。

そして、このPSDファイルを高野様へメールで送信し、オリジナルの動画ファイルとPSDファイルを関連付けて、映像制作パートをPremiere Pro CS5とAfter Effects CS5で担当されました。

こちらの事例記事も、近々公開予定ですので、ご期待ください。