Illustrator CC:出力で白のオーバープリントを破棄

昨日の新機能紹介に続き、連日の投稿です。

弊社Webサイトには各アプリケーションの最新情報を公開しておりますが、
その他にも、地味ながら、特にDTPでのお仕事をされている方には
非常に重要な部分のアップデートもございますので、
ご紹介させていただきます。

今回のIllustrator CC(ver.17.0)では、従来印刷事故の原因のひとつでもあった、
「白のせ」(白のオーバープリント処理)に対する改善を行っております。

こちら、非常にユーザーの皆様からも要望の熱かった部分であり、
弊社でも長年さまざまな形で取り組んでおりまして、
オーバープリントプレビューやアラートを出すといった対応は取らせて頂いていた訳ですが、
ようやく現実的に印刷クラスタの方にもご納得いただけるものとなったのではないでしょうか。
(白のオーバープリント処理を無条件に破棄にするのが一番なのかもしれませんが…)

今回のIllustrator CCでの対応といたしまして、
ドキュメント設定の中に「出力で白のオーバープリントを破棄」という項目が追加されております。
デフォルトで「出力で白のオーバープリントを破棄」にチェックが入っており、
ドキュメントの新規作成でもこちらがオンの状態になっています。

旧バージョンのデータを開いた際も、デフォルトはオンになっています。

これにより、仮に編集中に誤って白のオーバープリントを設定してしまっても、
PDFやEPSに書き出す際に削除いたします。

また、プリントダイアログにも同様に設定がありますので、
こちらはプリンターから出す際に同様の処理が行われます。

ただし、編集中にはオーバープリントの設定ができてしまいますので、
(白にオーバープリント処理を行う際にはアラートがでますが、
別の色にオーバープリントが設定してあって、白に変更すると出ないというのは従来通り)
意識せずオーバープリントを使っている方は、
画面と出力(書き出したファイル)が異なるということになりますのでご注意ください。

さらに弊社のパートナーでもある大日本スクリーン製造様の
「出力の手引きWeb」でも、いち早くユーザー目線で解説されていますので、
あわせてご覧ください。
出力の手引きWeb:http://www.screen.co.jp/ga_dtp/dtp/guideline15/20130508_w_op.html

なお、出力に関するテストも両社で行っている最中ですので、
何か情報がありましたら、こちらにアップさせていただきます。