Creative Cloud ビデオ製品x.0.1 アップデート提供開始
Adobe Creative Cloudが6月に提供開始後、ビデオ製品初となるアップデートが提供開始されています。対象製品は以下の3製品で、いくつかの問題改善およびAdobe Anywhere対応が行われています。
- Adobe Premiere Pro CC
- Adobe Prelude CC
- Adobe Media Encoder CC
さらに、Adobe Premiere Pro CCについては、日本を含むユーザーから寄せられた機能改善項目が多数ふくまれていますので、ぜひお試しください!
Adobe Premiere Pro CC July 2013での主な機能強化(英語版ブログ記事はこちら)
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- Adobe Anywhere for video対応
- タイムライン上のタイトルクリップを複製した際に、複製元とは別のタイトルクリップとして作成
- タイムライン上で、イン点(もしくはアウト点)のみ設定されていた場合でも、リフト・抽出編集が可能
- タイムライン上で、ターゲットトラックのイン-アウト間を指定してコピー、カットコマンドが可能(クリップが選択されている場合は、そちらが優先されます)
- シーケンスがソースモニターに表示されている場合の、キーボードショートカットによる編集点へのジャンプ(デフォルトではカーソルキーの上下)
- プロジェクトパネル内のイン点やアウト点が設定されたクリップに対する、キーボードショートカットでのクリア(デフォルトでは、Alt(Opt)+I or O or X)
- タイムライン上で、クリップに対する「有効」コマンドがトグル的に動作(たとえば複数のクリップを選択して、「有効」コマンドを適用した場合、すでに有効なものは無効に、無効なものは有効になる)
- マッチフレーム機能において、タイムライン上でクリップが選択されている場合は、ターゲットトラックよりも優先される
- 「メディアをリンク」(再リンク)機能が、クリップだけでなくシーケンスに対しても利用可能
- EDL書き出しのオプションに、「トランジションを含める」「キートラックを含める」が追加
- ソースモニターから直接「プロジェクトで表示」に対応
- 環境設定 – 一般 に「終了まで再生後、再び再生する際に先頭に戻る」オプションが追加
- タイムラインパネルに、「リンクされた選択」ボタンが追加(通常、ビデオとオーディオがリンクしたクリップを選択する場合、ビデオまたはオーディオトラックを個別に選択するには、Alt(Opt)キーを押しながらのクリックとなりますが、このボタンにより、そのまま個別選択できるようになります)
- 「ソース / プログラムモニターのフォーカスを切り替え」機能をショートカットキーで指定可能に
- タイムライン上のクリップから直接「プロジェクトで表示」が可能に
- タイムラインパネルでのタイムコード「開始時間」パネルからデフォルト設定が可能に
- エクスプローラーやFinderから、ソースモニターへ直接ドラッグ&ドロップ
- マルチカメラソースを含むネストしたシーケンスからのマッチフレームに対応(マルチカメラ編集時には、まずマルチカメラソースが表示され、再度マッチフレームすることでソースクリップが表示)
- メディアがオフラインのオーディオクリップが赤色で表示(ビデオクリップと同様になります)
- REDやARRIなど「ソース設定」コマンドが利用なクリップについては、タイムライン上のクリップを右クリックして直接「ソース設定」可能
- 環境設定 – 一般 に『「インサート / 上書き」編集を実行後タイムラインにフォーカスを設定』オプションが追加
- プロジェクトの自動保存機能を改善、編集中にダイアログは非表示に。また変更が加えられない限り自動保存は実行されません
- カラーバー&トーン クリップを右クリックしてソース設定が可能になり、トーンのレベルや周波数が変更可能
- キャプションパネルのサムネイル表示でクローズドキャプションを表示(海外仕様の字幕データ)
- 「シーケンスへオート編集」で「静止画クリップデュレーション」オプションが追加(タイムラプス編集などの用途)
なお弊社では、Adobe Creative Cloudへ未加入のAdobe Premiere Pro CS6ユーザーの皆様に対しても、一部のAVCHDスパンクリップで確認されている問題に対するアップデートを数週間後に予定しています。