最新Adobe Socialついに登場 (その3)
ソーシャルメディアマーケティングの醍醐味、エンゲージメント
ソーシャルメディアマーケティングにはいろいろな側面がありますが、マーケターにとっての醍醐味のひとつは、自社のソーシャルアカウントを通じ、コミュニティに向けてブランドストーリーを届けることではないでしょうか。
自身の担当する製品やサービスがターゲットとしている人々に向けて、その人々の興味や関心につながる話題を提供する。それが、相手の共感を呼び、好奇心を刺激し、コメントやシェアといった波及効果へとつながっていきます。そうしたエンゲージメント、つまり対話の積み重ねが、企業やブランドへの親近感を高め、ブランドロイヤルティやニーズへと結びついていくことでしょう。
今回はそんなマーケターのみなさんの心強い道具となるべく強化された、Adobe Socialの投稿機能を中心にご紹介します。
Product Marketing Managerのエミー ホフマイヤー(Emi Hofmeister)がお伝えした内容を翻訳でお届けします。
※以下はUS Digital Marketing Blog「The New Adobe Social: Platform Enhancements — Part 3」の翻訳です。
よく「コンテンツがキング」だと言われます。ソーシャルメディアマーケティングに関して言えば、まさにその通りです。コンテンツとはすなわち、投稿記事、リンク、画像、動画、アプリがすべて当てはまりますが、ソーシャルチャネルを通じてブランド企業が顧客と効率的に対話し、リーチを広げる上で、決定的な役割を果たすのがコンテンツです。
7月19日に発表したAdobe Socialで私たちは、ブランド企業がソーシャルチャネル向けにコンテンツを制作/配信する方法について注目し、規模が増してもそのプロセスが効率化されるように、様々な手法で対応したのです!
このブログ記事はAdobe Socialの魅力をお伝えするシリーズの三回目です。初回では新しいUIを、二回目では追加されたソーシャルネットワーク対応について、主な新機能をご紹介してきました。さて今回は、新しくなったAdobe Socialの投稿機能について、一気にご紹介していきましょう!
ご紹介するAdobe Socialの新しい投稿機能は、マルチプラットフォーム配信、予測、モバイル向けに最適化されたUIです。
マルチプラットフォーム配信
178もの平均的ソーシャルプロファイルで、ほとんどの企業が直面している課題は、あらゆるソーシャルネットワーク、ページ、対象者に向けてコンテンツを配信することは、とても手間のかかる作業だということです。以前からAdobe Socialは、マーケターが複数のソーシャルプラットフォームに対して投稿するプロセスを提供していましたが、さらに、ターゲットを狙ったメッセージを対象者へとリーチする作業を、これまでになく簡単に、まさしくワンクリックで実現しました。
新しいAdobe Socialでは、投稿記事に「親」と「子」の概念を導入しました。まずコンテンツを作ると、特定のソーシャルネットワークや対象者に応じて自動的に反映します。具体的には、プレビュー部分に複数プラットフォームごとの見え方が動的に表示されるのです。「子」の記事は、個別のニーズに応じて編集することもできます。
例えば、もしTwitterへと投稿するとしたら、編集者はすぐに文字数を短くできます。あるいは個別市場向けに投稿したいとき、その地域向けにソーシャル活動を行っている担当者は、特定店舗への来店を促す情報を追加できます。
もちろん同一内容を全対象者へと配信することもできますが、もっと広く、かつすばやく、複数のソーシャルプラットフォームへと拡散したいときも、手早く対応できます。
投稿予測
投稿予測は、アドビ社内でもホットな話題です。この機能は四月に発表しましたが、いよいよAdobe Socialに組み込んでお届けできるようになり、嬉しい限りです。
みなさんのファンに受け入れられ、対話を促すようなコンテンツを作ることは、ソーシャルマーケティングの最大のゴールではないでしょうか。ただ、どんなコンテンツがそのような反響をもたらすか、事前に判るでしょうか?
Adobe Socialの投稿予測機能なら、それが実現できます。Adobe Socialはみなさんの自社ソーシャルアカウントでの過去の投稿データを活用して、Facebookコンテンツを投稿するワークフローの過程で、いいね!やコメント、シェアの数を予測します。どの値を改善できるにしろ、他のスケジュール済記事や過去の結果から近似を求め、一日のうちどの時間に投稿すべきかを推奨します。お察しの通り、これは氷山の一角にすぎません。投稿タイプやコンテンツの推奨など、エンゲージメントだけでなくコンバージョンにも効果を発揮できるよう、私たちは長い時間をかけて予測機能を進化させていく予定です。
モバイル向けに最適化されたUI
Adobe Socialの投稿画面は、デスクトップ、タブレット、モバイルの三種類の画角に対応しました。すばらしいコンテンツ(あるいはすばらしいアイデア)というものは、何も業務時間中にだけ生まれるものではありません。
ソーシャル空間に集う人々へ、マーケターがいつでも情報発信できるように、Adobe Socialの投稿機能はどこからでも使えるようになっています。画面は基本的に三列の領域で構成されていますが、スマートフォンやタブレットから見ると、タッチ操作の可能なスライドするパネルが二列ないし一列で表示されます。思いついたときにいつでも、コンテンツを作れます。
今週もAdobe Socialの新機能をご覧いただきありがとうございます。次回もお楽しみに。@AdobeMktgCloudjもフォローしてみてください。
Emi Hofmeister