ガートナー、Magic Quadrant Webコンテンツ管理分野2013年版でアドビをリーダー評価

※2013/10/25追記:レポート日本語版を公開しました

日本もいよいよWCM新時代へ

コーポレートサイト、ブランドサイト、キャンペーンサイト、モバイルサイト…オウンドメディアとも呼ばれるWebサイトは、企業にとって重要な顧客接点です。消費者や取引先は、こうしたWebサイトから真っ先に情報を得ようとするため、サイトでの体験が期待に見合ったものだったかどうかが、ビジネスの成否をも左右します。

そのため今や、Webコンテンツ管理(WCM)ソリューションに求められる要件もすっかり変わりました。企業が何を発信したいか、ではなく、訪問者が何を求めているかを基点に、コンテンツを組み立てなければなりません。しかも、大量に、すばやく。
アドビはWCM分野に大変力を入れており、2010年のDay Software買収以降、新時代のWCMが備えるべき能力を積極的に取り入れ、磨きをかけてきました。

おかげさまで国内企業でも採用例が増えてきました(最近も東芝 セミコンダクター&ストレージ社様の導入を発表しました)。海外から始まったWCMの新時代が、いよいよ日本でも広まりつつあるためでしょう。このWCMの潮流を、みなさんもぜひ掴んでみませんか。

このWCM分野について、調査会社ガートナーが毎年発行しているベンダー評価レポートにより、アドビはすばらしい評価を得ました。米国Gartner本社が発表したばかりですので、現在レポートは英語のみですが、今後日本語版もご紹介したいと考えています。まずはいち早くこの内容を、Product, Solution & Industry Marketing担当ディレクターのロニ スターク(Loni Stark)のブログ記事の翻訳でお届けします。

※当初レポートはオリジナルの英語版をご紹介しておりましたが、このたび日本語版がリリースされましたので、ご紹介します。公開期限は2014/10を予定しておりますので、お早めにご覧ください。 Web コンテンツ管理市場のマジック クアドラント 2013年

※以下はUS Digital Marketing Blog「Adobe Named a Leader in 2013 Gartner Magic Quadrant for Web Content Management」の翻訳です。

このたび米調査会社ガートナー社が新たに発表した2013年第3四半期の『Magic Quadrant for Web Content Management』調査レポートにおいて、アドビ システムズ社は「リーダー」クアドラントの中でも最高の「実行能力」かつ「ビジョンの関連性」を持つと位置付けられました。企業やマーケティング部門における重要性が急速に高まっている業界において、アドビ システムズ社はこのような名誉を得ることができました。
これはまた、イノベーションとお客様への最高のサービスを継続し、業界他社と共にWebコンテンツ管理(WCM)分野の進化を支えることへの、責任を示したものであるとも考えています。つまり、アドビ システムズ社が真剣に捉え、チーム全体として取り組んでいることです。

このレポートについては本日こちらに掲載されている発表を行いました。より重要なこととして、このレポート自体を熟読していただくようお願いします。レポートはこちら(訳注:当初は英語、後日日本語版をご提供予定)から無償で入手していただけます。

モバイルデバイス、タブレット、およびラップトップといった最新のイノベーションに人々が魅せられるにつれて、Webコンテンツ管理はこうしたデバイスからのアクセスが便利で快適になるよう、背後で着実に働いてきました。アドビ システムズ社が提供するAdobe Experience Managerは、SAP、UniCredit、Philips、Travelocity、Liberty Global、GM、Caesars Entertainmentをはじめとする世界のブランドサイトの基盤となっています。

私はここで、Webコンテンツ管理をデジタルブランド構築と需要創出に活用する上で、あらゆる組織が考慮すべき3つの項目を整理したいと思います。

「優れた」では不十分。最高が必要

今起きていることとして、デジタルの世界で目立つことがますます難しくなっています。新たなサイトやコンテンツが日々作られる中で、デジタルの世界は非常に情報にあふれているのです。

初期の頃のWebサイトはそれほどすごいものではありませんでしたが、当時はそれで充分でした。構築は難しく、対応できる企業は少なく、またオーディエンスは新しいもの好きばかりで、売上やブランド認知への影響もありませんでした。

しかしそれは、はるか昔のことです。

初期のWebサイトへの訪問といえば、製品の検討やオンラインのニュースがその目的でした。今や人々にとってデジタルな接続は、最高の友人のようなものです。外出のときでも、役に立つので持ち歩くようになっています。スマートフォンは、配偶者よりもいろいろな場所へと付き合ってくれているのは確かです。

コンテンツの選択肢が圧倒的に増えたことで、ブランド企業にとってみると、単に優れたものだけでは不十分で、最高のデジタルエクスペリエンスを提供することが不可欠となっています。野球に例えると、もはやリトルリーグではなくワールドシリーズのゲームです。無限の選択肢で構成された世界とも言えるでしょう。

75年以上前に創業され、現在では90億ドルの売上を計上するCaesars Entertainment Corporationは、複数の国において53のカジノを運営、管理しています。Caesars社は顧客の増加率が横ばいとなった状況に直面し、オンラインの訪問者をオフラインの訪問者に変える、パーソナライズされたデジタルエクスペリエンスの提供が求められていることに気付きました。同社はサイトの最適化を行った結果、コンバージョン率を70%、ロイヤルティプログラムへの申し込みを10%向上させました。

どのようなカスタマーエクスペリエンスにおいても、相手の期待に合致した、パーソナライズされたデジタルエクスペリエンスが極めて重要になってきています。適切さを高めるためには、敏捷さが求められます。Adobe Creative Cloudから生まれるクリエイティブな資産は、Adobe Experience ManagerをはじめとするAdobe Marketing Cloudのソリューションを通じて、卓越したエクスペリエンスを産み出す原動力となります。つまり、シンプルですばやい、説得力のある、かつ完全なエクスペリエンスが提供されます。

モバイル ファースト

メアリ ー ミーカー(Mary Meeker)の著書『2013 Internet Trends』には、モバイルユーザーの驚くほどの増加が示されています。世界の加入者は15億人に達し、前年比では30%増となります。モバイルはホットな分野ですが、これは氷山の一角に過ぎません。モバイルの成長は、あらゆる場所へのモバイルコンテンツの普及という、より幅広いトレンドの一部です。これはウェアラブル コンピューティングや店内フラットスクリーンの登場に、すでに現れています。

ある特定のデバイスだけを対象に開発を行った場合、そのコンテンツはどの程度の期間存続することができるでしょうか?

答えは「存続できない」です。これは私が会った多くの企業がすでに認識していました。Adobe Experience Managerはこのような、モバイルおよびオムニチャネルのアプリケーションを対象としたコンテンツハブとなります。

Adobe PhoneGapDigital Publishing Suiteにより構築したモバイルアプリケーションは、モバイルデバイスとタブレットでのリッチなエクスペリエンスを生み出し、またExperience Managerとの組み合わせによりあらゆるチャネルを通じてコンテンツを新鮮な、また一貫したものに維持することができます。たとえば600万人を超える顧客を持つFirstEnergy社は、PhoneGapとExperience Managerを組み合わせてモバイルアプリケーションを制作しています。

タイミングこそすべて

ブリックアンドモルタル(店舗販売)時代は、場所がすべてでした。デジタルの時代、タイミングがそれに代わりました。

タイミングとは、アイデアを思いつき、人々が何に関心を抱いているかに最初に気付き、かつ、それを最初に実現することを意味します。あるいは、顧客が何かを求め、買いたいと思ったとき、適切なデバイスからアクセスできることです。さらに、顧客のコンテキストを理解し、あるいは個人やコミュニティのニーズに対して高い感度を持ち、それらを予想することでもあります。

Adobe Experience ManagerはAdobe Marketing Cloudに含まれる他のソリューションと共に、顧客コミュニティの存在するあらゆる場所へとデジタルブランドを展開し、適切な内容を、最も説得力のある形で伝えることができます。

企業のWebサイトやモバイルサイトといったデジタル資産を訪れる人の数は、物理的資産を訪れる人の数を上回っています。ではこのデジタル資産は、企業のブランドをどのように伝えているでしょうか?どのようなアクションや会話が、訪問者の態度変容を促していますか?また、継続的な成長の原動力となるような競争優位性は、いかにして構築しているでしょうか?

もしこれらのことをまだ行っていない、どう行って良いか分からない、あるいは最善の結果を生み出す形で行っていないとすれば、端的に言ってその会社は、すでに過去の存在となっています。このことの理解を深めるために、ガートナー社のレポートは適切な出発点となるはずです。

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Loni Stark (@LoniStark)

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