Adobe Media Encoder CC 7.1アップデートでのXAVC出力
2013年10月に予定されているAdobe Media Encoder CC 7.1アップデートでは、4K XAVC MXFフォーマットへの出力が可能となります。
先日のIBC 2013でも、4K XAVC対応サーバーが発表されていましたが、4K60p対応の番組交換フォーマットとして最右翼の存在になってきているのではないでしょうか。
今回は、この4K XAVC出力についてAdobe Media Encoder CCで用意されている設定項目をご紹介しましょう。
まず、形式はXDCAMなどと同じ「MXF OP1a」を選択します。そして「ビデオコーデック」のオプションを開いてみると、新たにXAVCコーデックが解像度に合わせて3種類(HD, 3840×2160, 4096×2160)追加されていることが分かります。
さらに、フレームレートも23.976から59.94まで、5種類用意されています。
設定の下の方には「スマートレンダリングコーデックを有効にする」オプションもありますね。このオプションを使うと、エフェクトやテロップが追加されていない箇所は、再圧縮することなく高速な書き出しが可能になります。
また、オーディオもチャンネル数とサンプルサイズの選択ができます。
このように、Adobe Media Encoder CC 7.1アップデートではXAVC MXF出力もHD 23.976pから4,096 x 2,160 59.94pまで幅広く対応しています。またAdobe Premiere Pro CCでも同様です。
Adobe Creative Cloudユーザーのかたは、10月中旬のリリース以降、いつでもXAVC MXF出力の機能をご利用いただけますよ!
2013/10/4追記
出力されたXAVC MXFファイルは、ソニーContent Browserでのインポートに対応しています。これによりSxSカードなどのXDROOTフォルダー内への転送が可能です。