おかげさまで、国内導入シェアNo.1! – Adobe Premiere Pro

2013年7月、第三者機関で実施された市場調査(業務で映像編集を行うユーザー約300名を対象)にて、2010年以降にリリースされた映像編集ツールの中でダントツのシェア(約70%、下記グラフ参照)であることが明らかになりました。これもひとえに、Adobe Premiere Proをご導入いただきましたユーザーの皆様のおかげです。本当にありがとうございました!

2010年はAdobe Premiere Proにとっても大きな転換となる年でした。映像編集ツールとしてかなり早い段階での64-bitネイティブ対応を果たしたCS5がリリースされた年です。当時は32-bit対応ツールがほとんどで、クリップ数が多いプロジェクトでは不安定になる現象が少なからずありました。こういった32-bitアプリケーションによる限界を超えるため、また4Kといった高解像度映像への対応を見据えて、プラグインの互換性が失われるなどの課題を認識しつつも、64-bit版のみの提供に踏み切ったわけです。結果としては処理の高速化、安定性の向上など多くのメリットにより、数多くのユーザーの皆様にご導入いただくことができました。また、最新のAdobe Premiere Pro CCも発売後約1ヶ月ではあるものの、すでに約20%の皆様にご導入いただいています。

「それじゃ、2009年前のバージョンを入れたらどうなのか?」という疑問もあるかと思います。2009年以前のバージョンを加えた結果がこちらです。

2009年以前のバージョンを加えても、Adobe Premiere Proの導入率は約80%となり、4製品の中で最も多くの業務映像編集ユーザーにご利用いただいているようです。2009年までのバージョンが多用されていた製品Aは、2011年に64-bit対応となりました。この際に大幅な機能変更が加えられたのですが、リリースから2年以上経過しても最新版への移行は進んでいません。製品Aの旧バージョンでは最新OSでの動作が保証されていないことも、Adobe Premiere Proへの移行の一因となっているようです。

Adobe Creative Cloudで提供されるAdobe Premiere Pro CCは、6月のリリース以降、7月に7.0.1、そして近日予定されているアップデートで7.1となります。ご加入ユーザーの方は、アップデートで提供される新機能(XAVCエクスポートや、EOS 1D C、RED 6K対応など)をいつでもご利用いただけますし、もちろんアップデートしない状態を継続することもできます。

Adobe Creative Cloudで提供している製品およびサービスは、ビデオ制作ツールに限らず、作品を制作するプロのクリエイティブユーザーに向けた設計となっています。次々と変化が訪れるクリエイティブの必要性に応じて、Adobe Creative Cloudでは継続的にプロに向けた開発を継続、提供して参ります。ビデオ制作ツールだけでも、今年6月のリリースを含めて3度目のアップデートになるわけですが、「進化を続ける映像制作に、進化を続けるAdobe Creative Cloud」を今後ともよろしくお願いいたします。