Adobe Premiere Pro CC (7.2) 2013年12月 リリース:新機能と変更点
※こちらの記事では、**英語版ブログ**の情報を日本語に翻訳してご案内しています。
10月末のリリースに続き、Adobe Premiere Pro CC 2013年12月アップデート(7.2および7.2.1)がリリースされました。Adobe Creative Cloudご契約中であればいつでもこのアップデートをご利用いただけます。
Creative Cloudデスクトップアプリケーション、またはPremiere Proの「ヘルプ」メニュー→「アップデート」からアップデートをインストールできます。
Adobe Premiere Pro CC (7.2)新機能と変更点の概要
- ボイスオーバーをタイムラインへ直接録音
- メディアブラウザーの複数表示
- トラックターゲットパネルの選択状況よりも、クリップの選択状況を優先
- イン−アウト間を指定してのリップル削除
- 空のタイムラインパネルへドラッグ&ドロップしてシーケンスを作成
- Dolby Eストリームが存在する場合に、Mercury Transmit対応ハードウェアから出力
- QTラッパーのAVCI100ファイルから、MXFラッパーのAVCI100へスマートレンダー
- OpenCLパフォーマンスの向上
- タイムライン上のマルチカメラソースシーケンスにアクティブクリップ名を表示
- プロジェクト内のシーケンスを選択して、新たにプロジェクトを作成
- クリップやシーケンスのマーカーを、サムネイル付きでCSVまたはHTML形式で出力
- Matroxハードウェアでの、XAVC 4K 60p再生パフォーマンスを向上
- プレビュー形式として、MXF OP1aを利用可能に
- AVC-Ultra形式のサポート強化
- OMF形式でのオーディオ出力強化(特にアダプティブオーディオトラック
Adobe Premiere Pro CC (7.2.1)アップデート
7.2.1アップデートでは以下の現象を改善しています。
- オーディオトランジション箇所でノイズが発生
- インポートされたシーケンスで、「プロジェクトウィンドウで表示」が正しく機能しない
- マルチカメラ再生時、クラッシュが発生
- OpenCL高速処理時に、Ultraキーマットのクリーンアップを利用して一時停止すると映像の上半分が表示されない
- 自動保存機能により、再生が中断される
- AMD Radeon R9 290 シリーズをOpenCL対応に追加
- イン-アウトポイントを設定した統合クリップをインサート編集すると、イン-アウトが無視され統合クリップ全体がインサート編集される
- プリロールを伴う再生で時折クラッシュが発生する
- AnywhereモードでSyntheticsを追加した際に名前のコラムに10桁の数字が時折表示される
2014/1/15追加
Adobe Premiere Pro 7.2では、GPU高速処理対応ボードもWindows、Macともに追加されています。Mac Pro (Late 2013)搭載のAMD Fire Proも対応に加えられています(英語版ブログ記事)。
Win CUDA:
NVIDIA GeForce GT 750M
NVIDIA GeForce GTX TITAN
NVIDIA Quadro K1100M
Win OpenCL:
AMD Radeon R9 290
Mac OS CUDA:
NVIDIA GeForce GT 750M
Mac OS OpenCL:
NVIDIA GeForce GT 750M
AMD FirePro D300
AMD FirePro D500
AMD FirePro D700