アドビ、「ペットと写真」に関する意識調査≪第二弾≫を発表
『犬派と猫派で人のペットへの関心度に違いが!犬派の方が人のペットに興味がない?』
猫派は約半数が「人のペットも撮影する」と回答したのに対し、犬派の約7割が「人のペットは撮影しない」と回答。
写真編集ソフトの「Adobe Photoshop Elements」を提供しているアドビは、2月22日の『猫の日』にちなみ、ペット(犬、猫)を飼っている20代から60代以上の男女1,040名を対象に、「ペットと写真」に関する意識調査を実施しました。今回は第二弾の結果をご報告します。
「ペットと写真に関する意識調査」主な結果
1.「人のペットを撮影しますか?」の問いに対して、犬派の69%が「撮影しない」と回答したのに対し、猫派は約半分の52.3%に留まる。犬派と猫派で人のペットへの関心度が大きく異なった。
2.ペットの写真を使ったグッズ作り、ダントツ1位は「年賀状」だったが、犬派の20代男性と猫派の20代女性において「写真集」という結果が2位にランクイン、世代によるギャップが判明。
3.全体の約半分がペットの写真を加工していると回答。加工手段は「PC内蔵の機能」、「スマホや携帯の内蔵機能」がそれぞれ約2割で、「写真加工ソフトを購入」も1割を超えた。
4.ペット写真の撮影機材、2強は「スマホや携帯」、「コンパクトデジタルカメラ」だったが、犬派の20代男性だけが他と異なり「一眼レフ」、「ミラーレス一眼」のポイントが25%を超えた。
■調査の詳細
1.犬派と猫派で人のペットへの関心度で大きな違い!猫派は約半数が「人のペットも撮影する」と回答したのに対し、犬派はわずか3割という結果に。
人のペットを撮影するかを尋ねたところ、ペットの種類にかかわらず全体の約4割となる39%の人が「撮影する」と回答しました。しかしペットの種類別で見てみると、猫派は約半数となる47.7%の人が「撮影する」と回答したのに対し、犬派はわずか31%でした。
Q. 人のペットを撮影しますか?
「人のペットを撮影する」と回答した人に対して、何を撮影するかを尋ねたところ、全体として「犬派は犬を撮影」(80.7%)、「猫派は猫を撮影」(87.5%)が最も多く、反対に「犬派が猫を撮影」(40.4%)、「猫派が犬を撮影」(31.9%)となり、比較的犬派の方が高くなりました。
さらに犬派の男女世代別で見てみると、犬派の男女30代が他の層と異なり「猫を撮る」ことにかなり積極的であることがわかりました。犬派が「猫を撮る」の平均が40.4%だったのに対し、犬派30代男性は57.1%と約17%も高く、犬派30代女性はさらに上をいく62.5%でした。犬派の30代の特徴として、犬だけでなく猫に対しても愛着があると言えるかもしれません。
Q. 何を撮影しますか? (複数回答)単位:%
2.ペットの写真を使ったグッズ作り、ダントツ1位は「年賀状」だったが、犬派の20代男性と猫派の20代女性において「写真集」という結果が2位にランクイン、世代によるギャップが判明。
ペットの写真を使ってグッズを作ったことがあるかを尋ねたところ、「ある」と回答したのは犬派44.6%で、猫派33.8%という結果で、犬派の方が比較的高いことがわかりました。
Q. ペットの写真を使ってグッズを作ったことはありますか?
またペットの写真を使ってグッズを作ったことがある人に何を作ったことがあるかを尋ねたところ、圧倒的に多かったのは「年賀状」で、犬派が72.8%、猫派が70.5%という結果でした。犬派が猫派に比べて高いのは、干支に犬がいることも大きな要因の一つとして考えられます。「年賀状」に次いで多かったのは、犬派は「ポストカード」で、猫派は「カレンダー」で、そして第3位には犬派が「カレンダー」で、猫派は「写真集」と続きました。
Q. ペットの写真を使って何を作りますか? (複数回答)単位:%
さらに男女年代別で見てみると、犬派の20代男性と猫派の20代女性だけの傾向として、「写真集」を作る人の割合が高いことがわかりました。犬派の20代男性は38.1%、猫派の20代女性はさらに増えて42.1%という結果でした。他の層と比較しても数倍の開きがあり、犬派の20代男性と猫派の20代女性の間では「写真集」を作ることがかなり人気であることがうかがえます。
Q. ペットの写真を使って何を作りますか? (男女世代別)
3.ペットの写真加工はもはや定番?全体の約半分がペットの写真を加工していると回答。
ペットの写真を加工するかを尋ねたところ、犬派は47.5%が、猫派は51.2%が「加工する」と回答、わずかながら猫派の方が加工する人が多いことがわかりました。しかし、ペットの種類にかかわらず約過半数の人がペットの写真を加工していることからも、ペットの写真加工はペット愛好者にとって定着化していると言えるかもしれません。
Q. ペットの写真を加工しますか?
またペットの写真を加工する際に何を使うかを尋ねたところ、犬派・猫派を問わず最も多かったのは「パソコンに内蔵されている機能を使う」で、犬派・猫派ともに47.4%でした。次いで多かったのは犬派で46.2%、猫派で43.2%となった「携帯電話(スマートフォン含む)に内蔵されている機能を使う」、そして第3位は「自分で購入した写真加工ソフトを使う」が続いています。写真加工については、パソコン向けフリーソフトやスマートフォン向け無料アプリなどが多く存在しているにもかかわらず、「自分で購入した写真加工ソフトを使う」の割合が高いことからも、ペット愛好者の写真加工に対するこだわりが高いことがうかがえます。
Q. ペットの写真を加工する際に何を使いますか? (複数回答)
4.ペット写真の撮影機材、2強は「スマホや携帯」、「コンパクトデジタルカメラ」。しかし、犬派の20代男性だけが「一眼レフ」、「ミラーレス一眼」の利用率が25%を超えている。
ペットを撮影する際に何を使うかを尋ねたところ、全体で最も多かったのは90.1%で「携帯電話・スマートフォン」という結果でした。次いで多かったのは67.2%で「コンパクトデジタルカメラ」で、ペットの撮影機材についてはこの2つが突出しています。
ただ男女年代別で見てみると、「犬派20代男性」のみが他と大きく異なる傾向があることがわかりました。全体の結果とは各項目の順位は変わらないのですが、「一眼レフ」「ミラーレス一眼」の利用率がそれぞれ26.9%(一眼レフ)、25%(ミラーレス一眼)と高くなっています。全体の11.2%(一眼レフ)、6.5%(ミラーレス一眼)と比較すると、その利用率がかなり高いことがうかがえます。「犬派20代男性」は他の層と比べても、撮影機材にもかなりのこだわりを持つ人が多い傾向にあるようです。
Q. ペットを撮影する際に何を使いますか? (複数回答)単位:%
<Photoshop Elements製品担当者からのコメント>
今回の調査から同じペット愛好者であっても犬派と猫派、また世代によってさまざまなギャップがあることがわかりました。特に印象的であったのが、「人のペットを撮影しますか?」に対する犬派と猫派の反応の違いです。猫派が約半数が「撮る」と回答したのに対して、犬派はわずか3割。犬派は“自分が飼っている犬”が大好きで、猫派は“自分が飼っている猫も含めて猫全体”が大好きという傾向が強いのかもしれません。
またペット愛好者の全体の約半数が「ペットの写真を加工する」という回答しており、「ペットの写真加工」は特別なことではなく、すでに定着化していることも嬉しい結果でした。ペットの写真を使って作っているグッズについては年賀状やカレンダーが人気であることは想定できていましたが、犬派20代男性と猫派20代女性という若い世代に「写真集」作りが人気であることには驚きました。撮りためたたくさんの思い出を一枚の写真ではなく、一冊の写真集として残す。新しい思い出の残し方が今後のスタンダードになる日も近いかもしれません。
[調査概要]
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:47都道府県
調査対象:20~69歳の男女でペットに犬、もしくは猫を飼っている人
サンプル数:1,040(男女各520)
調査時期:2014年1月20日(月)~1月21日(火)