デジタルマーケティングカンファレンス Adobe Summit 2014 <1日目 基調講演>
米国時間3月25日、アドビが開催するデジタルマーケティング カンファレンス「Adobe Summit 2014」がアメリカ合衆国ソルト レイク シティにて開幕しました。初日の冒頭に行われたKeynoteセッション(オープニング基調講演)の概要を紹介します。
Keynote録画は下記のAdobe Summit公式Webサイトよりをご覧いただくこともできます。(英語)
http://summit.adobe.com/na/sessions/keynote2014/watch/
今年のテーマは「マーケティングの再創造」
アドビ デジタルマーケティング事業部門担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのブラッド レンチャー(Brad Rencher)が、今日のデジタル時代においてマーケティングを一から考え直すことの重要性、Adobe Marketing Cloudが目指す「マーケティングの再創造」について講演をしました。
**新しいパートナーシップ
**SAPのプロダクト&イノベーション担当エグゼクティブボード・メンバーであるビシャル シッカ氏(Vishal Sikka)が登場し、新たにパートナーシップを発表したSAPとアドビの取り組みについて、アドビ CEO シャンタヌ ナラヤン(Shantanu Narayen)、ブラッド レンチャーの3名で対談が行われました。
**Adobe Marketing Cloudの今後の展開
**Adobe Marketing Cloudにおけるイノベーションとして、shared servicesをはじめとする新しい機能、今後の展開について紹介されました。
- Master Marketing Profile: 顧客や見込み客のプロファイル情報を一元管理し、Adobe Marketing Cloudのすべてのソリューションで共有する機能
- Shared Assets: Adobe Marketing Cloudのリポジトリー(データ収納場所)にあるデジタルアセットをすべてのソリューションで共有し使用することができる機能
- Adobe Experience Manager新バージョン: Webサイトリニューアルの簡素化とダイナミックなアセット配信の分野での機能を追加し、PhoneGap(モバイルアプリ構築プラットフォーム)と連携した新バージョンの紹介
- モバイルマーケティングソリューション: モバイル開発ソリューションPhoneGap Enterpriseの提供、Apple iBeaconsのサポート、Adobe Mobile services 2.0、Adobe Digital Publishing Suite向けコンテンツ管理
ゲストスピーカーによる講演と対談
Adobe Marketing Cloudを利用しているお客様やデジタルマーケティング業界を牽引する企業の代表者が登壇し、自社のデジタルマーケティングに関する取り組みや事業戦略の紹介を行いました。登壇した方は以下の通りです。
- REI e-コマース & デジタル部門シニアバイスプレジデント Brad Brown氏
- Sephora エグゼクティブバイスプレジデント兼CMO Julie Bornstein氏
- Audi of America デジタルテクノロジーソリューション兼ジェネラルマネージャJeff Titus氏
- Kickstarter 創始者兼CEO Yancey Strickler氏
Keynoteの録画は、下記のWebサイトよりいただくこともできます。(英語)
http://summit.adobe.com/na/sessions/keynote2014/watch/
前田 龍 アドビ システムズ株式会社 マーケティング本部 プロダクト マーケティング マネージャー
アジア最大級の観光産業国の政府観光局、大手インターネット セキュリティ ソフト メーカーでデジタル マーケティング担当、プロダクト マーケティング マネージャを経て、2013年よりアドビ システムズに入社。同社では、Adobe Marketing Cloud製品のプロダクト マーケティングを担当。