動画マーケティングの効果を高める、Adobe Experience Managerの機能トップ3
ブロードバンドやワイヤレスが普及し、マルチチャネル、マルチデバイスの時代になったことで、オンライン動画を視聴する、という体験もすっかり当たり前になりました。
コンテンツ表現の幅が広がったことにより、マーケターとしては、顧客に対するメッセージ伝達の手法として「動画マーケティング」も選択肢になっています。目と耳に訴える動画というのは、例え短時間の接触だとしても、インパクトが大きいためです。
とはいえ、たとえ魅力的な動画アセットが手元にあったとしても、チャネルやデバイスそれぞれの動画フォーマットや画角、伝送方式といった要素をきちんと考慮し、アセットを変換するという作業は、知識や時間が必要で、とても煩雑なものです。また、モバイルでの動画再生ならば、そのネットワーク帯域幅に応じた解像度の動画が好まれるはずです。マーケターが手軽に取り組むには、ハードルがとても高いと言わざるをえません。
そこで、このギャップを埋めるのがアドビの役目です。
アドビはどのような解決策によって動画マーケティングの効果を高めることができるのか、アドビのエクスペリエンス管理担当プロダクトマーケティングマネージャーの、ヴェベカ グエス(Vebeka Guess)によるブログ記事の翻訳でご紹介します。
※以下はUS Digital Marketing Blog「Top Three Video Marketing Features in Adobe Experience Manager」の翻訳です。
動画をもっと扱いやすく
動画というのは、これまでに無いほど、様々なデバイスから見られるようになりました。スマホとタブレットを含むモバイル動画再生は、毎年三倍のペースで増えています。マーケターとしては、こうしたニーズに対応するために多くの動画を制作し、Webサイト、モバイルサイト、モバイルアプリなどへ、これまで以上にすばやく展開することが求められています。
そこでこの記事では、こうしたマーケターの課題に応えるAdobe Experience Managerの動画に関するみっつの特長をご紹介しましょう。動画をうまく活用すれば、あらゆるオウンドメディアを通じた動画視聴のエクスペリエンスを最適化し、顧客を惹きつけることができるでしょう。
特長1: スマートなビデオストリーミング
アドビの提供するビデオプレーヤーはスマートです。なぜでしょう?ふたつ理由かあります。
まず、レスポンシブデザイン対応という点です。これはつまり、いったん動画再生の仕掛けを設計するだけで、プレーヤー自身が画角に応じたサイズへと自動調整してくれるというものです。これにより、どのようなデバイスにも適切なサイズやフォーマットで動画を配信することができるのです。Adobe Experience Manager Sitesを使えば、ビデオコンポーネントとアセットを選択してページに配置するだけの簡単な操作で、このエクスペリエンスを設定できます。そして、提供されているモバイルエミュレーターを使って動作確認することができます。
次に、アドビのプレーヤーは視聴者が動画再生しようとしているデバイス種別や帯域幅を検出し、動画の精度(データ転送レート)を調整するため、視聴デバイスに応じたもっとも適切なパフォーマンスでの再生を可能とします。
Adobe Experience Managerを使えば、ビデオプレーヤーとエンコードの仕組みをすぐに利用することができます。あるいは、カスタムのプレーヤーとプロファイルを作りこむこともできます。つまり、Adobe Experience Manager Assetsへと動画をアップロードするだけで、必要に応じた再生形式に変換した動画を用意することができるのです。
特長2: ソーシャルと動画
ニールセンによると、北米ではケーブルテレビよりもYouTubeのほうがより多く、18~24歳の視聴者へリーチできるそうです。みなさんの顧客は、様々な情報ソースの動画を視聴しています。そのためマーケティング戦略の柱のひとつとしては、もっと多くの公開動画を制作し、自社サイトだけでなく、顧客が接触しそうなチャネルにも展開するべきでしょう。
Adobe Experience Managerを使えば、自社で運営しているYouTubeチャンネルへと自動的に公開することができますし、FacebookやTwitterなどを通じて動画を見た人が知り合いにも共有してもらえるように、ソーシャル共有リンクを埋め込んでくれます。
また、視聴者の位置情報に基づいた適切な言語の字幕を埋め込んでストリーニング配信することができます。
特長3: ビデオアナリティクスと最適化
動画視聴の状況をきちんと理解するのは、これまで以上に重要となってきています。その情報があれば、それに基づいてより効果的な動画を制作できます。Adobe Experience Manager Assetsのレポート機能を使えば、ビデオエンゲージメントレポートで、視聴数、途中で視聴を止めてしまった回数を確認することができます。異なるバージョンの動画を用意して比較してみれば、顧客にもっともメッセージを伝達しやすい形へと動画コンテンツを調整することができるでしょう。
Adobe Experience Managerのビデオ管理機能については、こちらをご覧ください: http://www.adobe.com/jp/solutions/web-experience-management/video.html