アドビ、マルチデバイス対応を実現し、eラーニングの作成環境を再構築するAdobe Captivate 8を発表

画期的なイノベーションを実現する新機能により、プログラミングなしでレスポンシブなeラーニングコンテンツの作成が可能に

※当資料は、2014年5月20日に弊社米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です

米国カリフォルニア州サンノゼ発Adobe(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、eラーニングコンテンツのオーサリングツールの最新版であるAdobe Captivate 8を発表しました。多様なデバイスが普及する現代社会では、モバイルユーザーの学習ニーズに応えることが求められており、Captivate 8はこうした現実を見据えた設計となっています。Captivate 8を使用することによって、指導者や教育関係者は、作成作業を一度行うだけで、マルチスクリーン対応のレスポンシブなコンテンツとして提供できます。さらにプログラミング作業が不要なため、オーサリング作業が大幅に軽減されます。

アドビのプロダクト担当ゼネラルマネージャー兼シニアディレクターのトリディブ ロイ チョドリー(Tridib Roy Chowdhury)は、「モバイル学習コンテンツの需要は、飛躍的に伸びているものの、実際の利用度は低いのが現状です。その理由の1つとして、モバイルデバイス対応のコースを作成する上で必要となる作業やプログラミングスキルの問題が挙げられます。そこで、Captivate 8では、見栄えの良いインタラクティブなeラーニングコンテンツを作成し、あらゆるデバイスで適切に動作させることが簡単に行える環境を実現することで、こうした問題の解決を目指しています」と述べています。

モバイルラーニングとは、eラーニング用のコンテンツを、モバイルデバイスから閲覧できるようにすればそれで良いというものではありません。開発者は、Captivate 8を使用することで、モバイルデバイスにしかない機能を活用することが可能になります。例えば、GPS機能によって、学習者には、位置情報に基づくコンテンツをタイムリーに提供できます。また、ジェスチャー操作のナビゲーションに対応しているため、学習者は、タップ、スクロール、ピンチ、スワイプの動作を通じてコースを進めることができます。さらにCaptivate 8では、学習者の使用デバイスを自動検出し、そのデバイスに最適なエクスペリエンスを提供することで、デバイス認識型のeラーニング環境を実現しています。

Lodestone社 代表取締役のジョシュ カバリエ(Josh Cavalier)氏は、「Adobe Captivate 8は、市場を一変する製品です。タブレットとスマートフォンは、今や私たちにとって最も重要な情報の消費手段となっています。最新のレスポンシブデザイン機能により、eラーニングの開発者は、様々なデバイスに対応した魅力的なコンテンツを簡単に作成できます」と述べています。

Adobe Captivate 8の主な機能

・マルチスクリーン対応のレスポンシブなeラーニングコンテンツを作成:
作成者は、デバイスによってコンテンツの作成方法を変える必要はありません。テーマを選択すると、それに基づき、最新のタブレットやモバイルデバイスでの表示用に、コンテンツそのものの配置も最適化されます。また、オブジェクトの移動、リサイズ、編集を行い、特定のデバイス向けにコンテンツの微調整を施すことも可能です。画面の境界や他のオブジェクトとの兼ね合いで位置を決定することで、デバイスの種類に関わらずコンテンツとレイアウトの整合性を維持できます。また、プレビュー機能を使用すれば、作業中のプロジェクトが様々なデバイスの画面上で実際にどのよう に表示されるのかを確認できます。コンテンツの配信は、単一のプロジェクトとして行うことができ、自動的に学習者の使用デバイスにとって最も適切なエクスペリエンスを提供します。

・デバイス別のモバイル機能を活用:
位置情報のサポート機能を活用して、位置情報に基づくコンテンツをタイムリーに提供することが可能です。また、ジャスチャーサポート機能を活用することで、学習者は、タップ、スクロール、ピンチ、スワイプの動作によって、コースを進めることができます。

・1つのツールで、eラーニングのあらゆるニーズに対応:
高精細(HD)動画による製品デモ(確認用)、シミュレーション(お試し用)、コンプライアンストレーニング(テスト用)の素材を簡単に作成できます。また、魅力的なクイズやインタラクションを取り入れ、Microsoft社のPowerPointスライドをHTML5ベースのeラーニングコンテンツへと変換できます。プロジェクトのパブリッシングは、デスクトップPCやYouTube、代表的な学習管理システム(LMS)に対応していることに加え、モバイルデバイス用のアプリとしても行えます。

・すぐに使えるアセットによって、最高の生産性を実現:
アクター、ドラッグ&ドロップエレメント、テーマ、レスポンシブテーマなど、すぐに使えるカスタマイズ対応のアセットを利用することで、より魅力的なコースを作成できます。テーマを保存して、様々なプロジェクトで再利用することも可能です。さらに、ミリオネア、ハングマン、ジグソー、ピラミッド、アクセロメーター(加速度計)ベースのインタラクションなど、コンテンツクリエイター向けに様々なインタラクションが用意されており、YouTube動画やWebページをコース内に配置することで、eラーニングコンテンツの充実化を図ることができます。

関連リンク(製品ページを除き全て英語)
・製品ページ:http://www.adobe.com/jp/products/captivate.html
・動画:http://tv.adobe.com/show/new-in-adobe-captivate-8/
・ブログ:https://blogs.adobe.com/captivate
・Facebook:https://www.facebook.com/adobecaptivate
・Twitter:https://twitter.com/AdobeELearning

価格と提供について
Adobe Captivate 8は、本日より全世界で提供を開始しています。Adobe Captivate 7/Captivate 6(およびそれ以前のバージョン)からのアップデート価格は、それぞれ44,000円と110,000円です。Adobe Captivate 8は、月額2,200円の年間プランでも利用可能です。(価格はすべて不課税)