無償コードエディター Brackets 1.2 リリース

Photoshopで作成されたPSDのデザインカンプからコードヒントを得られるようになるなど、最近話題の無償の軽量コードエディター、Bracketsの最新版「1.2」が、3/2付けでリリースされました。

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今回のバージョンの主な新機能は以下の通りです。

Release 1.2 – 2015-03-02 ( リリースノート[英語] )

ドラッグ&ドロップでテキストを並び替え

Bracketsはこれまでテキストをドラッグ&ドロップして、編集することができませんでした。今回のアップデートで、ユーザーからの要望が多かったこの機能がサポートされています。ただし、環境設定ファイル(brackets.json)を自分で編集する必要があります。

手順:

**1. 環境設定ファイル(brackets.json)を開く
**「デバッグメニュー」>「環境設定ファイルを開く」

2. dragDropTextプロパティを追記する
※この作業が不安な方は、brackets.jsonファイルをバックアップしておいてください。
環境設定ファイル(brackets.json)の一番下の行に「}」があります。(下図の場合は、161行目)

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その一つ上の行(上図の場合は、160行目)の終端に、「,」を打って改行し、

“dragDropText”: true

と書き加えて下さい。

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3. Bracketsをリロードする
「デバッグメニュー」>「拡張機能付きでリロード」

4. テキストを選択して、ドラッグ&ドロップする

これでテキスト編集作業を頻繁に行うコーダーさんは、少しは楽になるかもしれませんね。

CSS カラー名のヒント

CSSでフォントカラー(colorプロパティ)やバックグラウンドカラー(background-colorプロパティ)などのカラープロパティを記述する際に、W3Cカラーネームのリストがスウォッチと共にコードヒントに出現するようになりました。

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その他、Dartファイルのシンタックスハイライトや、PageUpやPageDown、Homeなどのカスタムキーバインドのサポートなどの他、多数のバグフィックスが含まれています。詳細はBracketsチームブログ(英語)Brackets 1.2 リリースノート(英語)をご覧下さい。