アドビ、Apple Watch対応のモバイルアプリ3種を新たにアップデート – クリエイティビティの領域を拡大

アドビ システムズ
モバイル プロダクト マーケティング
ディレクター
デビッド メイシー (David Macy)

一日、数 100 回もスマートフォンを確認していると、クリエイティブの制作も生産性が損なわれてしまいます。もし、その失われた生産性を、新しいプロジェクトに注ぐことができたとしたら、皆さんはどのような作品を創造されるでしょう? Apple Watch の登場、また、アラートの優先順位づけやカスタマイズが可能となったことは、パーソナル テクノロジーとの私たちの今後の関わり方の変化を示唆するものです。

アドビとしては、「地球上で」もっともクリエイティブな私たちのお客様は、いち早く Apple Watch を使用されると当然、考えています。と言うのは、デザイナーの方々は、デスク作業中よりも、身の回りの世界を観察したり、周囲と関わり合ったりする中でこそ、最高のアイディアを数多く考案されるからです。アドビのエクスペリエンス デザイン担当ディレクター、ジェフ ダウド (Geoff Dowd) は、最近、『New York Times』の記事で、この点を指摘しています。ジェフは、時間が許せば自転車に飛び乗り、アドビのサンフランシスコのデザインスタジオ周辺の地域を走り、その活気を吸い込んでいます。

アドビの使命は、「モバイルというキャンバスを拡大し、クリエイターの皆様のインスピレーションを喚起する」ことです。本日、私たちは好評を博すアドビの iPhone アプリのうち、3 本 — Behance、Adobe Color CC と Creative Cloud — をアップデートし、Apple Watch に対応させました。 Creative Cloud とウェアラブル テクノロジーが交差する時が到来したのです。

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Behance でプロジェクトの優先順位づけを:**クライアントとのミーティング中であれ、デスクから離れている時であれ、Behance の通知をカスタマイズすることにより、日々のもっとも重要な進捗状況が一目でわかるよう、表示されます。Behance は、世界有数のクリエイティブ コミュニティであり、500 万人を超えるクリエイターの仲間から、意見やインスピレーションを得ることができます。


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Behance のiPhone アプリの新リリースでは、重要な各種アップデートの処理がスムーズになり、Inbox、Notifications、My Work および Nearby が、そのまま Apple Watch でご利用いただけます。オンライン ポートフォリオの Airplay のプレゼンテーションを Apple Watch で遠隔操作し、Behance のプロジェクトを開いて、プレゼンテーションの画像を一つひとつ確認できます。また、ファイルやプロジェクトに寄せられたコメントに応じたい場合、Handoff 機能を使用し、Apple Watch から iPhone にシームレスに移行。共有ダイアログをもちいて Facebook や Twitter などのサービスにリンクを投稿できます。

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外に出て、カラフルな作品を制作しましょう:「常時ネット接続」というカルチャーは、私たちの身の回りで発生する、インスピレーションやアイディアを喚起する貴重な瞬間を、往々にして逃すことを意味するものでした。Adobe Color CC で、皆さんのインスピレーションの赴くまま、世界を色彩のスペクトラムでとらえてみてください。Adobe Color CC を Apple Watch と併せて使用し、位置情報をオンにして、周囲でキャプチャーしたカラーテーマを見てみましょう。身の回りにあふれる色彩を、発見してください。テーマ、名称、地図上の位置を確認してみましょう。


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また、スワイプすると、付近でもっとも人気の高いテーマを 10 種、閲覧できます。新しいカラースウォッチを Creative Cloud ライブラリのデザイン アセットにそのまま追加すれば、モバイルとデスクトップのワークフローを拡張できます。あるいは iPhone に送り、リアルタイムで調整することも可能。さらに、特有の Creative Profile により、デスクに戻った後も、CC デスクトップ アプリでカラースウォッチを使用し制作を続けることができます。


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Adobe Creative Cloud を腕にまとう: 多くの皆さんから、Apple 社が Apple Watch の TV コマーシャルで使用されている iPhone 対応の Creative Cloud アプリのアップデートについて、お問い合わせをいただいていましたが、ついに本日、リリースされました! クライアントの返信や、新規プロジェクト、デザイン アセットなどを、デスクやスマートフォンに釘付けでチェックする日々に、これで終止符が打たれます。Apple Watch で Creative Cloud の共有ファイルを確認したり、ファイルに関するコメントを閲覧し、これに回答したり、あるいはコラボレーションへの招待を承認または辞退できるよう、設定を行ってください。可能なことは、まだまだたくさんあります。Creative Profile と Creative Cloud ライブラリにより、あらゆるデバイスやアプリ間における、モバイルからデスクトップへという円滑で容易なワークフローが実現したのです。

Apple Watch が歩む今後の道筋を、私たちは楽しみにしています。第一世代の製品は、これからのすばらしい展開の、ほんの始まりに過ぎないことは確かです。アドビのプラットフォーム関連の最近の取り組みであるAdobe Ink & Slide や、Microsoft Surface でのタッチ対応実現と同様、お客様の Apple Watch とのインタラクションのあり方が、私たちを導いてくれるでしょう。皆さんが手に入れられた、この「新たな自由」 をいかに活用されるのか、伺うのを心から楽しみにしています。不可能なことは、ありません。外に出ましょう!

アプリの新リリースの詳細はこちらから:

Follow David Macy on Twitter @dgmacy

このポストは、米国のCreative Cloudブログに2014/4/22に掲載されたポストの抄訳です。