デジタル変革の4つのトレンドに応える、Adobe Experience Manager最新版

by 国和 徳之

Posted on 06-08-2015

従来型CMSは役に立たない

カスタマーエクスペリエンス、日本語では顧客体験や顧客経験価値などと表現されますが、この言葉は、マーケティング実務から事業戦略まで、ますます様々な場面で耳にするようになりました。
顧客体験が注目される背景には、変化が激しく様々な情報にあふれた、現代の市場環境にあります。見込み顧客の興味を引き付けなければ、実顧客にはなってくれません。そのため、顧客体験を提供できるか否かが、企業の競争力強化や差別化にとって極めて重要なテーマとなっています。

特に、現代の消費者への影響度の高い、Webやモバイルアプリなどをはじめとするデジタルエクスペリエンスの強化は、喫緊の課題と言えるでしょう。デジタルの世界は変化も激しいためです。

ではデジタルの顧客体験を強化するうえで、何を優先すべきでしょうか?

Webは常に重要とは言え、これまでのように、単なるWebサイトのコンテンツやデザインをリニューアルするだけでは、とうてい「最適な顧客体験」を実現できません。そして、これまで一般に知られてきたような従来型のWebコンテンツ管理システム(CMS/WCM)も、ほとんどその役に立ちません。やるべきことは、もっともっと高いところにあります。

企業の提供するデジタルエクスペリエンスのあり方を根本的に変革すること、つまり、「デジタル変革」が求められる今だからこそ、アドビはその課題を解決するためのイノベーションを続けています。最適なデジタルエクスペリエンスを実現する基盤であるAdobe Experience Managerの最新版の登場について、ロニ スターク(Loni Stark)のブログ記事を翻訳でご紹介します。

※以下はUS Digital Marketing Blog「4 Key Trends Driving the Latest Adobe Experience Manager」の翻訳です。

企業のデジタル変革のために

アドビは2015/3に開催したAdobe Summitで、Adobe Experience Manager最新版と、そこに含まれる主要イノベーションについて発表しました。

この最新版がついに、全世界でリリースされたことをご案内します。

このリリースは、グローバルの優れたエンジニアの取り組みと、先見性をお持ちのアドビの顧客企業のみなさん、パートナーのみなさんからのフィードバックの結晶と言えます。

最近私は、ある大規模な通信会社のエグゼクティブと面談する機会があったのですが、そのときにお客様が求めていたのは、このソリューションが動いているところをじかに見てみたい、ということでした。お客様はほとんど言葉を発することなく、画面の中で展開される最新版の動作をつぶさにご覧になり、すっかり引き付けられていました。アドビの開発チームが作り出したものが、いよいよ表舞台に立つという、実に誇らしくすばらしい瞬間でした。この私の感慨を、アドビとともに歩んできてくださった顧客企業のみなさんやパートナーのみなさんとも共有したいと感じたのです。

さて、この最新版で開発チームがリリースするのは、極めて目覚しい成果です。デジタルエクスペリエンス管理を担うこのソリューションは、すばらしい顧客体験を生み出すものです。そのためには、アプリケーション自身が使っていて楽しいと感じられるものでなければならない、と私たちは考えました。

使いやすいインターフェイスは、アドビのユーザーエクスペリエンスデザイナーによって設計されています。そしてその背景には、企業の「デジタル変革」を促進し、マーケティングによって顧客のブランド信頼感を高め、需要を創出し、ロイヤルティを確保する、という企業の活動を支援したいという、「戦略的な賭け」が込められているのです。

4つのトレンド

今回リリースしたAdobe Experience Manager最新版は、この2015年、あるいは今後、マーケターやテクノロジーに携わる人々にとって重要な課題となるニーズに応えています。

時代に即した新たな基盤

デジタルエクスペリエンス提供プラットフォームWebコンテンツ管理システム(CMS/WCM)のうち、説得力のあるモバイルアプリを制作/管理する能力を備えていないものは、包括的な顧客経験を継続的に提供すべき今の市場環境に適合できません。
Adobe Experience Managerなら、レスポンシブデザインに対応したモバイルサイト、モバイルアプリどちらも容易に作ることができます。もちろん、継続的な改善やパーソナライズにも応えます。

コンテンツマーケティング

ブランドメッセージが重要であるように、それをいかに伝えるかも重要です。人々は自分にとって意味のあるブランドを探しており、コンテンツマーケティングの重要性が高いのはそのためです。そしてブランドメッセージを伝えるためには、あらゆるチャネルへとメッセージを届けることのできる適切なテクノロジーへ投資することが欠かせません。
ブランドメッセージの源泉となるコンテンツを最大限に活用できるようにするため、アドビはAdobe Creative Cloudとの強固な連携を実現しています。さらに、販売機会を高めるshoppable media (訳注:英語記事)のようなイノベーションも提供しています。これらにより、コンテンツから顧客のニーズや購買欲求を引き出すことができるのです。

市場変化への柔軟な対応

デジタルエクスペリエンスはあらゆるところに生まれ、留まるところを知りません。
アドビはAdobe Experience Manager最新版で、マネージドサービスからSaaSまで、柔軟なクラウドの選択肢を提供します。これにより企業は、めまぐるしく変わる顧客接点に対し、すばやく、グローバルで最適なエクスペリエンスを提供できます。
例えばデジタルアセット管理とアセット配信を担うAdobe Experience Manager Assetsは(訳注:英語記事)、オンプレミスに加え、マネージドサービス、マルチテナント型SaaSでも提供しています。企業はアセット活用のニーズに応じた、柔軟なカスタマイズ、すばやい実装を手にすることができます。
また顧客とのエンゲージメントを強化したいときには、Adobe Experience Manager Communities最新版において、たった4つの簡単なステップだけで、顧客コミュニティを構築することができます。

スピード感

優れた顧客体験を顧客の期待通りに提供するには、複雑な取り組みが避けられず、困難を伴います。その実現には、複雑さを解消するテクノロジーが不可欠でしょう。個々の課題をまとめて解決したいなら、様々な作業に同じ使い勝手で対応できる、業界最高のソリューションを選択すべきです。
Adobe Experience Manager最新版では、Adobe Marketing Cloudに含まれるアナリティクスとターゲティングとの連携をさらに強化し、同一インターフェイス内でシームレスに操作できるように統合しました。より簡単に、より強力に。

イノベーションを確かめるとき

Adobe SummitはUSのソルトレイクシティに加え、UKのロンドンでも開催し、のべ10,000名以上の方々にご来場いただきました。ありがとうございます。オンラインで様々な情報をご覧になった方も、さらに多くいらっしゃることでしょう。
Adobe Experience Managerの新たなイノベーション、Adobe Marketing Cloudの進化を、ぜひご体感ください。またAdobe Summitの内容は、ソルトレイクシティロンドンそれぞれオンデマンドで視聴いただけます(英語)。

Adobe Experience Manager最新版の詳細は、こちらのオンデマンドwebinarもご覧ください(英語)。

Loni Stark

参考情報:

Topics: デジタルトランスフォーメーション, Adobe Summit

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