直近のAdobe Flash Playerの脆弱性に関する対応について

※以下の文章は米国時間 2015年7月14日に米国で公開されたブログの抄訳版です。

数日前、感染したシステムを攻撃者に悪用される可能性があるAdobe Flash Playerに関する2つの脆弱性を確認しました。調査の結果、アドビは該当の脆弱性を修正し、将来的な攻撃経路として使われないよう対策を行いました。

今朝、Flash Playerのセキュリティアップデートをリリースし、すべてのユーザーの皆様にアップデートを推奨しています。また、ブラウザーベンダーと協業し、アップデートしたFlash Playerの配信も行っています。

この脆弱性を報告し、対応にご協力いただいたFireEyeのDhanesh Kizhakkinan氏、トレンドマイクロのPeter Pi氏、slipstream/RoL氏に御礼申し上げます。

Flash Playerは、世界で最も広く配布されているソフトウェアのひとつで、あらゆるところで使用されているため、悪意あるハッカーの攻撃対象になっています。アドビはFlash Playerのセキュリティ向上に継続的に取り組んでおり、今回の事象における対応と同様に、脆弱性が発見され次第、至急対処いたします。

アドビは今後もブラウザーベンダーと協業してFlash Playerのセキュリティの向上およびHTML5やJavaScriptといった最新技術のサポートに投資してまいります。