Premiere Pro CC 2015 (9.0.1)アップデート提供開始
※この記事は、英語版Premiere Proブログ記事の抄訳です。
Premiere Pro CC 2015 (9.0.1)アップデート提供開始
Premiere Pro CC 2015のアップデートが提供開始となりました。バグ対応、安定性向上が図られており、全てのPremiere Pro CC 2015ユーザーでのアップデートが推奨されます。アップデートはCreative Cloudデスクトップ、もしくはPremiere Pro CCのヘルプメニュー→アップデートを選択でインストールできます。
安定性の向上に加え、マスクをエフェクトプリセットに保存する新機能も追加されています。
主な改善点は以下のリストをご覧下さい。
パフォーマンスと安定性
- LumetriスコープでのベクトルスコープYUV表示の際にメモリー消費が増加していた問題を改善
- AVC-Intra 100素材のパフォーマンスを改善
- 大量の静止画を読み込んだ際にクラッシュしていた問題を改善
- Lumetriエフェクトでマスクを適用して調整しようとした際にクラッシュしていた問題を改善
- Lumetriスコープを波形表示以外に切り替えるとハングアップしていた問題を改善
- Windows版で、無効なデバイス設定状態のまま環境設定を開くとクラッシュしていた問題を改善
- クイックカラー補正にマスクが適用されているエフェクトを含んだプロジェクトを開く際にクラッシュしていた問題を改善
- 従来の「ソース設定」に対するキーボードショートカットが削除されていた問題を改善
- 「再生時のタイムラインスクロール」オプションが有効な状態で再生した際、マウスのボタンが押されていなくてもカーソルの位置に追従しようとしていた問題を改善
- タイムラインパネルのミュートボタンが再生・スクラブ中に状態が変化していた問題を改善
オーディオ
- マスターオーディオがマルチチャンネルのシーケンスで、5.1トラックに編集された5.1オーディオクリップが正常に再生されなかった問題を改善
- マルチカメラ編集中、再生しながらカメラを切り替えた際にオーディオノイズが発生していた問題を改善
- AAF形式でエクスポートしたファイルを再インポートした際に、オーディオトラックが焼失していた問題を改善
- マスターオーディオがマルチチャンネルのシーケンスで、マルチモノラルのクリップを再生した際に一部のチャンネルが再生されていなかった問題を改善
- オーディオクロスフェードが含まれるシーケンスをFCP XML形式でエクスポートし、再インポートした際に映像・音声の同期が外れていた問題を改善
- AAF形式へのエクスポートの終了間際で、停止していた問題を改善
- チャンネルボリュームを最小値に設定しても反映されなかった問題を改善
- 40以上のオーディオチャンネルが含まれるマルチカメラ編集時のパフォーマンスを改善
- トリムウィンドウからタイムラインにフォーカスを切り替えた際に、オーディオメーターが非表示になっていた問題を改善
- プロジェクトを開いた際に、オーディオメーターが非表示になっていた問題を改善
- プロジェクトを再度開いた際に、オーディオトラックミキサーとオーディオクリップミキサーの制御が機能しなくなっていた問題を改善
- ソースモニターで再生およびスクラブを行ったあとで、タイムライン上の編集点でクリックノイズが発生していた問題を改善
- Mercury Transmitが有効な状態でオーディオ出力がオーディオデバイスに設定されていた際に、ボイスオーバーを録音しようとするとクラッシュしていた問題を改善
- ソースモニターで、同一クリップを二度開いた際に、オーディオ波形が非表示となっていた問題を改善
- オーディオトラックミキサーで、「書き込み」モードであるにもかかわらずキーフレームが記録されていなかった問題を改善
ワークフロー
- クローズドキャプション:AVI-IでMXFファイルに埋め込まれたクローズドキャプションファイルが正常にデコードできなかった問題を改善
- クローズドキャプション:特定のファイルにおいて、ソースモニターにキャプションが表示されなかった、または表示に時間がかかっていた問題を改善
- プログラムウィンドウで、直接作成または設定したマスクが、その通りに反映されていなかった問題を改善
- 設定の同期:ワークスペースまたはキーボードショートカットの設定がCC 2014の設定から同期されていた問題を改善
- 設定の同期を行うと、別環境で作成された環境設定のメディアキャッシュの場所に関する設定が無効になっていた問題を改善