アドビ調査、日本を含むAPACのWebサイトでモバイルへの最適化が進んでいることが判明

スマートフォンへの最適化では日本と韓国がリード

【2015 年9月8日】

Adobe(Nasdaq:ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下 アドビ) が実施した調査によると、日本を含むAPACでは、スマートフォンに対応したモバイル向けWebサイトの最適化が米国よりも進んでいることが明らかになりました。各国でスマートフォン経由によるWebサイトへの訪問回数が昨年よりも向上しており、顧客とのやり取りとエンゲージメントのための効果的なプラットフォームとして、モバイルを中心に据えたビジネス変革が進んでいることを示唆しています。

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今回のAdobe Digital Index調査「Best of the Best Benchmark 2015」は、日本、オーストラリア・ニュージーランド、インド、韓国、香港、中国、東南アジア(シンガポール、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、ブルネイ、マレーシア )、米国を対象に実施され、各国の平均的なWebサイトとトップレベルのWebサイト*での取り組みを、6つの主要評価指標(スマートフォンとタブレットによるトラフィック数、スティックレート**、ビジターあたりの訪問数、滞在時間、コンバージョンレート、クリックスルーレート)に基づいて調べました。

Adobe Digital Indexのディレクター、タマラ ギャフニー(Tamara Gaffney)は、「日本を含むAPACで最も優れたデジタルマーケターは、いくつかの主要評価指標において優れた成果を挙げています。トップレベルのWebサイトと平均的なWebサイトの間ではスマートフォンとタブレットによる訪問回数の差が拡大しているだけでなく、スティックレートの差もそれと共に拡大し、モバイル対応と消費者エンゲージメントの間に直接的な相関があることが示されています。モバイルへの最適化はもはや必要か否かという問題ではなく、モバイル展開のスキルに劣る企業は極めて不利な状態に置かれることになります」と述べています。

本調査から明らかになった主な結果は以下のとおりです。

本調査の全レポートは、以下のURLをご覧ください。
https://blogs.adobe.com/japan-conversations/files/2015/09/BoB_APAC_2015_FINAL.pdf

*本調査における「トップレベルのWebサイト」とは、各主要評価指標において総合的に最も評価の高い上位20%のWebサイトを指しており、アドビではそれらを「Best of the Best」と定義しています。
**スティックレート:1ページ以上続く訪問の割合

**【調査概要】
**本調査の使用データは2013年と2014年の1億回を超える訪問に基づき、日本、オーストラリア・ニュージーランド、東南アジア (シンガポール、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、ブルネイ、マレーシア)、インド、韓国、香港、中国、米国の3,000を超えるWebサイトから集約した匿名データにより構成されています。

**Adobe Digital Indexについて
**Adobe Digital Indexは、デジタルマーケティングやその他の関連トピックに関する調査結果を、 マーケティングやe-コマースに関わる上級管理職や役員クラスの人々に提供します。この調査は、インターネット小売業者上位20社中17社を含むフォーチュン50企業の3分の2以上に採用されているAdobe Marketing Cloudを使って自社Webサイトでの活動から実行可能なデータや分析結果を取得している世界中の5,000社を超える企業からの特定の、匿名の、および集約したデータに基づいて行われています。