企業のデータドリブンマーケティングを躍進させる、Analysis Workspace

by 前田 龍

Posted on 10-04-2015

今年の4月の投稿で紹介をしたAdobe Analyticsの「Analysis Workspace(β版) 」が、正式に公開となりました。Analytics Workspaceは、分析の専門家だけでは無く、企業のマーケターなど専門知識を持たない方にもデータの高度な分析を可能にし、企業のデータに基づくマーケティング活動を強力にサポートします。本記事では、アドビ プロダクトマーケティング シニアディレクターのブログ記事の翻訳を通じて、リリースの詳細をお届けします。

※以下はUS Digital Marketing Blog「Adobe Brings Creative Heritage to Data Analysis」の翻訳です。

アドビ、クリエイティブ業界の知見をデータ分析に活用

データ分析を行った後に、そのインサイトに利用者がアクセスできなければ、成果を得ることが難しくなります。データの汎用的に利用可能にする以上に、分析自体を汎用化することが必要です。マーケティングのマネージャーであろうと、マーチャンダイジングのスペシャリストであろうと、実用的なインサイトを必要としています。デジタルデータの量が増加(IDCの予測によると、生み出されるデジタルデータ量は2020年までに毎年40%増加)し、企業はアナリティクスを担当する人材への投資や雇用に躍起になる(マッキンゼーの予測によると、2018年までにデータサイエンティストに対する需要は供給を60%程度上回る)ため、データの利用をサポートする直観的なツールを用いて、企業全体が自由にデータにアクセスできるようにすることが一層重要になります。

9月24日 (米国現地時間)、Adobeは Adobe AnalyticsのAnalysis Workspace を発表しました。これは、企業スピーディーに、社内でデータを分析、共有、活用するための新機能です。Analysis Workspaceは、データを整理に革新をもたらし、インサイトの提供とアクションの推進をサポートします。企業に柔軟性を与えないような古いレポートはもう必要ありません。Photoshopで加工された画像を、初心者がAdobe Creative Cloudの編集ツールであるAviaryを活用して微調整するのと同じような方法で、データサイエンティストはワークスペースをマーケターや他のチームに提供して、インサイトを掘り下げることができます。この機能により、データサイエンティストは「分析におけるクリエイティビティ」を発揮し、社内の特定のグループのニーズに応じてキュレーションされた分析の結果として、何千ものデータポイントを単一の「レイヤー」に絞り込むことができます。

マーケターが、収益と受注の傾向を見たり、各活動の収益分析を行う場合にも、Analysis Workspaceは具体的なデータを明らかにして業績の向上をサポートします。これで企業は、膨大な量のディメンションと指標を生み出しがちな分析ツールの複雑さから解放されます。そしてなによりも、幅広いチームが職務に関連したデータを活用するにあたって、広範囲にわたるトレーニングは不要です。

例えば、Analysis Workspaceのβ版ユーザーであるPOPSUGARは、消費者の欲求に応じるためにデータを巧みに活用しています。女性向けにライフスタイルを発信するリーディングカンパニーとして、POPSUGAR.comに記事を掲載したり、eコマースのプラットフォームであるShopStyle.comでファッション関連のオンラインショップを運営したりしています。その一方で、P&G、ユニリーバ、レブロン、ニーマン・マーカス、メイシーズといったさまざまなブランドと連携しています。POPSUGARの閲覧者は世界各国に8,500万人以上、ShopStyleの年間売上高は10億ドルを超えています。

幅広い閲覧者層と豊富な商品展開(3,000アイテム超)により、POPSUGARは大量のデジタルイベントに対応しています。業界をリードし続けるためには、具体的なアクションを知らせるデータ傾向を特定して、クリック数を最大化するコンテンツを作成し、最適なオンラインショッピング体験を提供する必要があります。例えば、POPSUGARの編集者は、流行のコンテンツやソーシャルシェアの最も多いコンテンツを注意深く観察しています。今年6月には、消費者の関心がハロウィンに向き始めたことに気づきました。そこで、支持されているテイラー・スウィフトにまつわる情報と併せて、「17 Ways to be Taylor Swift this Halloween(今年のハロウィンでテイラー・スウィフトになりきる17のスタイル)」という人気コンテンツを生み出しました。データに基づくクリエイティビティは、POPSUGARの成長を後押ししています。Adobe AnalyticsのAnalysis Workspaceを活用すれば、ユーザーにとって直観的な方法で、迅速かつ容易にこうしたことが可能になります。

POPSUGARはAnalysis Workspaceを活用することにより、データ分析に基づいて、閲覧者の心に響くようなライフスタイルに関するデジタル体験を提供しており、アートとサイエンスを絶妙に両立させています。これは、本能的な直感とは対照的に、具体的な数字に基づいた戦略と戦術を定める顧客重視の取り組みです。コンテンツやコマースの取り組みにテクノロジーを取り入れ、大きな成功を収めています。

Analysis Workspaceの主な特長

Analysis Workspaceはただいまご利用可能です。詳しい情報とデモ動画こちらをご覧ください。

前田 龍 アドビ システムズ株式会社 マーケティング本部 プロダクト マーケティング マネージャー

アジア最大級の観光産業国の政府観光局、大手インターネット セキュリティ ソフト メーカーでデジタル マーケティング担当、プロダクト マーケティング マネージャを経て、2013年よりアドビ システムズに入社。同社では、Adobe Marketing Cloud製品のプロダクト マーケティングを担当。

Topics: デジタルトランスフォーメーション, 戦略/組織/プロセス

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