国内のPC映像編集市場調査2015年版発表

結論からお伝えします。

3年連続導入シェア、利用頻度ともにAdobe Premiere Proが首位に。4K編集はすでに半数以上が着手、全体のVTR利用率は3割程度だが、放送業種では7割がVTRを利用。

2013年、2014年と国内の業務映像制作ユーザーを対象とした調査を行ってきましたが、3年目となる2015年版の調査結果(2015年10月、第三者機関で実施された日本国内の業務で映像編集を行うユーザー307名を対象)でも、おかげさまでAdobe Premiere Proが導入シェア、利用頻度ともに1位となりました。導入率は昨年の89%から微増の91%、週一以上の利用者割合は55%と比較製品の倍以上となっています。なお、Premiere Pro CCでの導入も**62%**に達し、まだまだ進化する映像制作分野での新バージョンへの速やかな移行が進んでいるようです。

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4K編集とVTR利用の実態

nle_usage_2015

今回、新たに2つの調査項目を追加しました。タイトルにもあるとおり、4K編集実態とVTRの利用率です。2013年では、ほとんど縁の遠い存在だった4K制作ですが、2015年10月の調査では**53%**が着手しており、今後の情勢を見てもこれは加速していくことが予想されます。

4k_production_2015

もう一つの調査が、VTRの利用率です。業務映像制作には欠かせない存在だったVTRですが、ファイルベース化の進行とメーカーのVTR製造終了などにより、VTR利用率は調査対象全体の**36%**まで低下しています。ただ一方、テレビ局でのVTR利用率は突出しており、**72%**が利用との結果となりました。

vtr_usage_2015

Adobe Creative Cloud では、これからもご利用いただいているユーザーの皆様にさらなる映像制作の進化と新たな価値を提供して参ります。HDや4Kだけでなく、スマートフォンやデジタルサイネージでの縦長映像など、幅広いニーズに対応して期待に応えていきます。

また、Inter BEE 2015アドビ インテル 共同出展ブース、およびアドビ映像製品ユーザー会でも皆様のご参加をお待ちしております!