デジタルマーケティング分野の最新レポートで、今年もガートナーがアドビを「リーダー」評価
2016年を迎えて早々に、デジタルマーケティング業界のいまの姿をあらわす、最新レポートの情報が入ってきました。
その名も「デジタルマーケティング ハブ」という名称で、昨年に続いて今年で2回目のレポートとなっています。
2015年を通じて、「デジタルマーケティング」という言葉は日本でもかなり浸透してきました。実際、グーグルトレンドで見てみると、ここ数年で最大の検索ボリュームがあったことがわかります。これは、アドビが旧オムニチュア(Omniture)を買収した2009年からその翌年にかけての頃と、同じ規模に相当します。
ただ、注目のされ方は明らかに違います。つまり、「目新しさ」から時を経て、「身近」に変わってきた、と言えるのではないでしょうか。
一方で、マーケターがデジタルマーケティングに取り組むとき、どのように戦略から業務に落とし込めばよいか、どうしたら限られた予算や人員の中で実行できるのか、考慮しなければならない領域は膨大になり、その複雑さも深まるばかりです。
こうした幅広い領域にわたる複雑さを解決するのが、テクノロジーの役目となります。
ここでもうひとつ注目される別の言葉として、「マーケティング オートメーション(MA)」があります。2014年中盤から国内でも耳にするようになり、2015年はかなり流行しました。
MAとは本来、あるいは狭義の意味では、主にB2B企業におけるリード獲得/リード育成プロセスを効率化するためのテクノロジーを指していました。これが、近年ではより広義の意味を含み、「MA=総合的なマーケティングテクノロジー全般」といった文脈で用いられることもあるようです。
マーケティングテクノロジー(MarTech)、マーケティングクラウド、広義のMAのいずれにしても、目的は同じです。すなわち複雑化する企業のマーケティング活動全般にわたる多様な課題を、テクノロジーが活動の中心に入ることによって効率化/最適化/自動化し、顧客にとって最適な体験を提供し、顧客と企業の良好な関係を仲立ちすること、そしてビジネスを成功に導くこと、です。まさに、中心=ハブ、という訳です。
さて今年最初のブログ記事では、「広義のMA」とも言い換えられる「デジタルマーケティング」分野の動向について、米調査会社ガートナー(Gartner)の最新レポートをもとに、アドビのデジタルマーケティング部門戦略担当バイスプレジデントのスレシュ ヴィタル(Suresh Vittal)からのメッセージを翻訳でご紹介します。
※以下はUS Digital Marketing Blog「Adobe Named a Leader in Gartner Magic Quadrant for Digital Marketing Hubs」の翻訳です。
テクノロジー業界のアワード
アワードシーズンになりました。ゴールデングローブ賞のノミネーションのニュースがありましたし、アカデミー賞もそろそろです。
アドビにとってのこれに似た出来事として、主要アナリストによる、Adobe Marketing Cloudの連続ノミネート記録があります。
今週、米調査会社のガートナー社(Gartner)は、今年で2度目となる調査レポート『デジタルマーケティング ハブ市場のマジッククアドラント(Magic Quadrant for Digital Marketing Hubs)』を発行しました。
このレポートの中で、アドビはふたたび「リーダー」の評価を得ることができました。ここに至り、グローバルのソフトウェア企業のなかでもっとも優れた、もっとも成功しているベンダーであると認められたことになります。生涯をかけた功績、というとちょっと違いますが、デジタルマーケティング ハブとしての最高の栄誉には違いありません。
デジタルマーケティング ハブ(Digital Marketing Hub)とは?
ガートナーは「デジタルマーケティング ハブ」を次のように定義しています:
『デジタルマーケティング ハブとは、マーケターのためのアプリケーションで、オーディエンスのプロファイルデータやコンテンツ、ワークフロー要素、メッセージ、共通のアナリティクスといった機能を標準化された形で利用することができ、マルチチャネルキャンペーン、対話、体験、オンライン/オフラインチャネルにわたるデータ収集について、手動/自動いずれの方法でも、統合し、最適化することのできるアプリケーションである。典型的には、固有のマーケティングアプリケーションやマーケティング機能を包含したものであるが、認定パートナーから公開されているサービスと連携することで拡張することもできる。』
このガートナーのレポートをご覧になれば、あらゆる領域でアドビがどのようにリーダーシップを発揮しているかがお判りになるでしょう。
Adobe Marketing Cloudは、顧客を発見し、顧客を理解し、顧客とのエンゲージメントを実現し、一貫性のあるエクスペリエンスを継続的に提供することができます。パーソナライズされたエクスペリエンスをつぎめなく魅力的なものにすれば、顧客は自然で心地よく感じることでしょう。
デジタルマーケティング分野をアドビがリードする理由
アドビは企業のデジタル変革をさまざまな面から支援します。アドビには明確なビジョンがあり、戦略を備え、エクスペリエンス主導型ビジネスという時流に即した、基盤となるソリューションを提供しています。
企業はいまや、360度にわたる顧客像を把握しなければなりません。アドビならそれが実現できます。マーケターは、相手にとって適切なクリエイティブアセットを用意し、タイミングよく、適切なチャネルへと提供しなければなりません。アドビなら可能です。マーケティング活動の予測分析を行い、キャンペーンを編成し、モバイルアプリを活用してエンゲージメントを図り、その他のありとあらゆる手段を使って、好みの異なる気まぐれな顧客を、魅了し、交流し、維持しなければなりません。アドビはそのすべてを網羅しています。
こうしたことを、マーケターは的確に行わなければなりません。そして機会も、かつてないほど大きくなっています。Adobe Marketing Cloudなら、マーケターの望みをかなえることができるでしょう。
Suresh Vittal
参考情報:
- ソリューション情報:
- プレスリリース
- [2016/1/14] アドビ、デジタルマーケティングハブ分野のマジッククアドラントにおいて「リーダー」に選ばれる
- 関連するブログ記事:
- [2015/1/8] マーケティングクラウド分野で、アドビは再びリーダーに
- [2014/11/14] ついに訪れたデジタルマーケティング時代。それをリードするアドビ
- 関連する資料:
- ガートナー社調査レポート デジタルマーケティング ハブ市場のマジッククアドラント 2016年
(英語版、総合マーケティングテクノロジー/マーケティングクラウド分野に対するフォレスター社の定義) - 関連する調査レポート: Forrester Wave: エンタープライズマーケティングソフトウェアスイート 2014年第4四半期
(日本語版、総合マーケティングテクノロジー/マーケティングクラウド分野に対するフォレスター社の定義) - 有力業界アナリストによる分析の一覧
- ガートナー社調査レポート デジタルマーケティング ハブ市場のマジッククアドラント 2016年