Photoshop & Illustratorで比較検証!CSとCCどっちがスゴイ?

連載

Adobeのノベルティを勝手に作ってたらAdobeから連絡が来た件

Creative Cloud(以下、CC)がリリースされてから早いもので3 年以上が経過し、非常に多くの方がCCに移行しています。一方で、まだCCに移行されていない方にその理由を聞いてみると、「新しい機能はそれほど必要ないし、日常的な作業なら今のままで十分」という回答が圧倒的でした。うーむ、なるほど。

というわけで、今回はPhotoshop とIllustrator での日常的な作業を例にあげ、CS6 と最新のCC2015 でどれだけの差があるのかを比較検証し、ビデオにまとめてみました。さて、その差はいかほど!?

Photoshop 比較検証

まずは写真加工だけでなく、様々なデザイン分野で使われているPhotoshopから比べてみましょう。

いかがでしょうか。ビデオでは4つの比較検証を行いました。そのうち2つをもう一度おさらいしてみましょう。

Photoshop比較検証 1:不要なオブジェクトの消去

「コンじる」の愛称で親しまれている、Photoshop の「コンテンツに応じる」機能。その中でも特に人気の高いツールが「スポット修復ブラシ」。使いたい写真に残念なものが写り込んでいる…

そんな時は念じるより、コンじる。

魔法の力で不要なものを消し去り、初めからなかったものにしてくれます。そんなスポット修復ブラシも、CS とCC ではまるで別物。同一の環境で、オブジェクトを選択してから消去するまでの時間を計測してみたところ、CS6 は29 秒10 かかり、うっすらと残像が残ってしまいました。一方、CC はたったの1 秒72。

ps_spot_healing_1200_600

オブジェクトを跡形もなく消去できました。

Photoshop比較検証 2:Webアセットの書き出し

デザイナーがカンプを仕上げて、Web アセットとしてコーダーに渡すフローは一昔前も変わりありません。しかし、そこで待っているのは、

身を削るようなスライス作業。

それが済んだら、今度は「Web 用に保存」画面を開いて保存形式などを指定…。こうした作業に、これまでどれだけの時間を費やしたことでしょう。今のPhotoshop CC は違います。必要なレイヤー画像を選択し、そのままコンテキストメニューから「クイック書き出し」を選ぶだけ。

ps_slice_1200_600

あらかじめ指定してあるファイル形式で、あっという間に書き出せます。

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Illustrator 比較検証

さて、続いては日本での人気が特に高いIllustratorを比べてみましょう。このツールも様々な分野で使われていますね。

いかがでしょうか。ビデオでは5つの比較検証を行いました。こちらも、そのうち2つをもう一度検証してみましょう。

Illustrator比較検証 1:作業中のファイル管理

急ぎの仕事に限って起きる突然のマシントラブル。あと一歩のところで、無情にもアプリが終了。ファイルを一度も保存していなかったことに気付き、

目の前は真っ暗、ドキュメントは真っ白…

「なぜ保存しなかったのか」という後悔は、やがて「なぜIllustrator には自動保存機能がないのか」という疑問に変わります。多くのIllustrator ユーザーが切望する「自動保存機能」。果たして最新のIllustrator CC には?

ai_save_1200_600

安心してください、はいってます。

Illustrator比較検証 2:入稿データの準備

ようやくデザインが完成し、クライアントからもOK が出た! と、ここですぐに帰れないのがデザイナーの悲しい宿命。「入稿」という面倒な作業が残っているからです。リンク画像を1 つの場所にせっせと集めて、きちんとリンクされているかを1 つ1 つチェック。やっと入稿したら、印刷所から「ファイルが足りない!」や「画像がRGB のまま!」といった連絡が…
こうした苦労を解消してくれたのが、

パッケージ版にはなかった、パッケージ機能。

Creative Cloud のIllustrator CS6 から搭載されたこの機能により、ドキュメントとリンク画像を自動で1 つのフォルダーにまとめられ、リンク漏れなどの不備がないかをレポートで確認できます。

ai_package_1200_600

これなら手間もかからず安心して入稿できますね!

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日常的な作業にこそ効くCCのチカラ

過去のバージョンでももちろん同じ作業はできます。しかし、最新のCreative Cloudは、様々なユーザーからの「いつものこの作業がもっと早くなったら、もっと生産性があがるのに!」という声をもとに機能を向上させています。つまり、今までできなかったことを実現する機能だけでなく、普段から頻度の高い作業をもっと短時間で、しかも高品質で実現する機能もたくさん持っているのです。

日常的な作業だからこそ、ひとつひとつの差が大きく出る作業時間。今回紹介したのは、まだまだほんの一例です。このCS とCC を比較検証したビデオをご覧いただき、CC に移行すべきか、CS で止どまるべきか、今一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。

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