Premiere Pro CC 2015.2 アップデート
※この記事は英語版ブログ記事の翻訳です。
Adobe Premiere Pro CC最新アップデートをリリースしました。今回のリリースでは全てのユーザーに推奨される複数のバグへの対応がなされています。Creative Cloudをご契約いただいている方、ならびに体験版をお使いの方であれば、1月28日からアップデートをご利用いただけます。なお、このアップデートでは、Premiere Pro CC 2015プロジェクトファイルがアップデートされることはありません。
下記リストの問題改善に加えて、再生設定で高品質再生オプションが選択できるようになりました。これまでのリリースでは、再生解像度の設定のみが用意され、リアルタイム再生パフォーマンスに最適化されていました。デフォルト設定では、一時停止時および再生時ともにフル画質の解像度設定がなされていても、再生時の画質が一時停止時と比べてわずかにソフトな見た目になっていました。この高品質再生オプションを有効にすれば、一時停止時に近い再生画質となり、よりスムーズな視聴体験が提供されます。高品質再生オプションでは、メディアファイルの種類やハードウェア構成によりドロップフレームが発生する場合があります。多くの環境では、デフォルト設定の方がリアルタイム再生の点でよい選択となるでしょう。
Premiere Pro CC 2015.2では以下の問題に対応しています。
- Adobe StockとCC Librariesが、プロキシーサーバー経由でインターネット接続された環境で利用できない問題
- AMD Phonome 2プロセッサーを搭載したWindows環境で、Premiere Proを起動できない問題
- ワコム製タブレットでの操作時に、遅延が生じる問題
- Adobe Stockに関する複数の問題
- OS X El Capitan環境で、CUDA処理の場合にディゾルブの結果が異なる問題
- ワープスタビライザーで再度解析した場合にクラッシュする問題
- DNxHD MXFファイルの読み込みに失敗する場合がある問題
- Mac環境で、読み込みダイアログからタイトルが読み込めない問題
- Mac環境で、サウンド出力がデジタルの場合、再生が停止する問題
- オーディオ波形で同期させる際に、精度が低い結果となる問題
- プロジェクトパネルがアイコン表示の状態で、クリップやシーケンスをダブルクリックしても開かれない問題
- プロジェクトパネルで、サブクリップのサムネイルが黒みになる問題
- レンダリングされたファイルが、シーケンスの開始タイムコードを反映しない場合がある問題
- Fostex DC-R 302レコーダーで録音されたWAVファイル読み込み時にクラッシュする問題
- 情報パネルを移動するとクラッシュする問題
- Avidシステムで生成されたAVCi100 OP-Atom MXFファイルが正しく表示されない問題
- エクスポート時に、オーディオのドロップアウトが発生する問題
- GPU処理を利用したオプティカルフローエフェクトを利用していると、ネストされたシーケンスの最終フレームが正しく表示されない問題
- FCP XMLによるラウンドトリップの際、統合クリップが異常になる問題
- プロジェクトを閉じる際に、PSDファイルが原因でPremiere Proが反応を停止する問題
- 2つ以上のパラメーターがアルLive Textテンプレートで、レンダリングプレビューファイルが消える場合がある問題
- プロキシーが設定されたWindows環境で、同期設定が反映されない問題
- HDRワークフローにおいて書き出された、PQではないJ2Kファイルでスペキュラーハイライトが正しくない問題
- 統合クリップをシーケンスにドロップした場合に、リンクが外れる問題
- Premiere Proのプロジェクト名として、”/”または”¥”を含むことができる問題
- トランジション、分析データを含む箇所のレンダリングファイルが移動できない問題
- Live Textテンプレートのテキストレイヤーの文字のエッジがジャギーになる問
- FCP 7からエクスポートされたXMLファイルを読み込むと、異常のあるシーケンスと認識される問題
- 逆再生が正しく反映されない場合がある問題
- パナソニック製カメラで記録された50i/60iの.MP4 / .MOVファイルが正しく表示されない問題
- Mac環境で設定フォルダーが読み出しのみに設定されている場合に、Premiere Proがクラッシュする問題
- QuickTime書き出し時に、オーディオコーデックとしてMPEG-4 Enhanced Low Delay Audioが設定されているとエラーが発生する問題
- トラックマットエフェクトを含むシーケンスで、GPU高速処理による再生およびレンダリングに失敗する問題
- Premiere Proについての画面で、バージョン番号が異なっている問題
- ソフトウェア処理モードで、AJA 12-bit HDR出力を行うとクラッシュする問題
- IMX30でアナモルフィックによる書き出し時に、4:3で出力される問題
- 特定の状況でクラッシュが発生する問題