Adobe Bridge CCの最新リリース提供開始

この記事は、2016/2/8 にポストされた Bridge Reloadedを翻訳したものです。

本日、Adobe Bridge CCの最新バージョン6.2をリリースしました。Bridge開発チームは、Creative Cloudメンバーがアセットを管理する際のユーザーエクスペリエンスを向上するために、さまざまな新しい取り組みを進めてきました。その内のひとつがCreative CloudとCreative Cloudアセット、そしてCreative Cloud Librariesのコラボレーション機能です。

Adobe Bridge CCの新機能

自動キャッシュ管理

Bridgeでは、サムネイル、プレビュー、メタデータの情報をデータベース化し、セントラルキャッシュに保存します。このデータベースによって、ユーザーがファイルを表示したり検索したりする際のパフォーマンスが向上します。しかし、キャッシュが大きくなればなるほど、より多くのディスク容量が必要になります。パフォーマンスとキャッシュサイズのバランスは、キャッシュの設定で調整できます。また、Bridgeに搭載されていたキャッシュクリア機能の改善に取り組み、アプリケーションがアイドル状態になると古くなったキャッシュアイテムを自動削除する機能を今回のアップデートに盛り込みました。

さらに、データベースが一定のサイズを超えるとアプリケーション終了時にキャッシュがクリアされるキャッシュコンパクション機能を搭載しました。これらの機能によってアプリケーションのパフォーマンスが向上し、キャッシュとデータベースは長期にわたってクリーンな状態に保たれます。

詳細については、「Adobe Bridgeキャッシュの操作」をご覧ください。

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オンデマンドのサムネイル生成

大量のアセットを閲覧していく際のBridgeの反応速度を高めるため、サムネイル、プレビュー、メタデータの抽出/生成方法を改善しました。最新リリースでは、フォルダを選択したときに、画面に表示されたアセットについてのみサムネイルやプレビューを抽出します。残りのファイルのサムネイルは、オンデマンドで(つまりフォルダ内をスクロールダウンまたはアップしたとき)、またはアプリケーションがアイドル状態になったときに生成されます。一方、メタデータの抽出はすべてのアセットについて実行されますので、フィルタリングや検索機能はすぐに使えるようになります。

この改善によって、大量のファイルを含むフォルダを操作する際に、コンピュータが応答しなくなるといったパフォーマンス上の問題が解消されます。すなわち、すべてのサムネイルやプレビューが生成されるよりも先に、フィルタリング用のパネルは完全にアップデートされ、ファイル検索ができるということです。

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Mac版の「デバイスから取り込む」

Mac OS 10.11.x上のBridgeは、以下のタイプのデバイスを認識しませんでした。

最新のアップデートには、これらのデバイスからメディアを取り込むためのコマンドが追加されました。ファイルメニューの「デバイスから取り込む」を使えばメディアを取り込むことができます。詳細は、「デジタルカメラまたはカードリーダーからの写真の取り込み」をご覧ください。

注:これはMac版のみの機能です。この機能を使用すると、Appleのイメージキャプチャが起動してファイルがデバイスからBridgeに取り込まれます。

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その他の重要なアップデート

自動スタック パノラマ/HDR機能を復活させました。私たちの目的はBridgeの安定性とパフォーマンスの向上にありましたので、コアとなるテクノロジーコンポーネントのいくつかを大幅にアップデートしました。テクノロジープラットフォームとしての基盤を確立することで、Bridgeの将来的な向上と最新テクノロジーへの対応が可能になります。

2016年に実行していくことの最初の一歩としてこのリリースを発表できることを大変嬉しく思っています。ぜひ、Bridge CCバージョン6.2をお試しください。

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