Workdayリクルーティングからアドビの電子サイン機能の利用が可能に。採用や新人研修のペーパーレス化に貢献 #AdobeSign

アドビは、昨年10月にAdobe Document CloudのeSignサービスと人事管理ソフトのWorkdayとの統合を発表しました。この統合により、信頼度が高いeSignサービスがWorkdayアプリケーションに含まれる400以上のビジネスプロセスで利用できるようになりました。それにより、署名が必要なワークフローの効率化と生産性の向上、そして特に、従業員や取引先に対して優れたデジタルエクスペリエンスの提供が可能になります。

今回、この統合がさらに拡張し、「Workdayリクルーティング」から外部の採用候補者に対しても、このデジタルエクスペリエンスが提供できるようになりました。これまでは社内人事プロセスに対してのみ利用可能だったアドビの電子サインが、外部の求人プロセスに対しても利用できるようになったのです。

これにより、採用チームは優秀な人材の確保をより簡単に行うことができるようになります。優秀な候補者であるほど短期間に多くの企業からの内定を受け取ります。アドビの電子サインを使うことで、従来の紙ベースによる書類のやりとりに比べ、候補者からの「承諾」をより短時間で得ることができます。

候補者はどこにいても、内定通知や機密保持契約書などの書類をオンラインで確認して署名することができます。アドビとWorkdayは、このプロセスを100%デジタル化、モバイル化することで、有望な人材を確実に採用できるように支援します。また、このシームレスなデジタルエクスペリエンスは、採用候補者に対しても書類記入のために来社してもらうなどの手間を削減することが可能となります。

メリットはこれだけではありません。採用と新人研修のプロセスで紙ベースの書類処理が不要となるため、人事はより専門的な業務にリソースを割り当てることが可能になります。アドビの人事チームは、実際にWorkdayを使って書類を処理することによって、かかる時間を半減できると見込んでいます。

さらにアドビの電子サインは、完全な監査証跡とオンラインストレージも利用することができます。迅速かつ容易にサービスを利用できるばかりでなくITチームのサポートを必要としません。

WorkdayのHCM製品担当VPであるエイミー ウィルソン(Amy Wilson)氏は、今回の発表にあたって次のように述べています。「Adobe eSignサービスを外部の求人プロセスで利用できるようになったことで、顧客は採用候補者に対して快適でシームレスなエクスペリエンスを提供できるほか、採用プロセスをより効率化できます。優秀な人材の獲得競争はさらに激化しており、候補者がオンラインですぐに署名できるようにすることで、企業にとって最も重要な資産である人材の確保を支援します。」

アドビは、Workdayのサービスと電子サイン分野で事前連携するパートナー企業として同社に賛同し、顧客のビジネスの加速と改善をサポートするべく今後も協業を続けてまいります。