Adobe Stockエンタープライズ版による画像ライセンス管理

ジェレイント ウィリアムズ(Geraint Williams)氏は、20年前にADIを創設し、スタジアムでのLEDスクリーンの利用を先導しました。ADIが始めたライブイベントでのビデオや高画質画像などのビジュアルコンテンツの利用は、市場を揺るがすトレンドとなりました。現在、ADIは100を超えるライブイベント会場を有していますが、イングランド プレミアリーグのサッカースタジアム全72か所とつながっています。

画像やビデオがビジネスを牽引している企業にとって、画像のライセンス処理を含むワークフローの効率化は不可欠です。Adobe Stockエンタープライズ版は、大企業が高解像度画像のプレビュー、ライセンス取得、管理を組織全体でシームレスに行えるよう支援します。

画像利用の増大が生み出す新たな課題

ビジュアルコンテンツがますます重要になるにつれ、大規模企業は新たな課題と直面しています。CMO Councilによると、上級管理者の65%が、ブランドの認知にはビジュアルコンテンツが欠かせないと回答しています。また、46%が写真によってマーケティングとストーリーテリングの効果が高まると考えています。大企業は、常に新しい画像やビデオなどのビジュアルアセットを準備しておく必要があり、また、クリエイティブの制作ワークフローに画像を統合し、画像ライセンスを管理し、コスト管理と使用状況の確認ができるツールも不可欠です。

クリエイターのための合理的なワークフロー

ビジュアルコンテンツを利用する企業にとっては、合理的なワークフローが鍵となります。ウィリアムズ氏は次のように述べています。「当社が携わるビジネスには、ビジュアルコンテンツが不可欠です。写真や映像を商品として取引している当社にとって、Adobe Creative Cloudの中ですべての素材にアクセスできることは非常に重要です。」

デザイナーは、アプリに組み込まれたライブラリからAdobe Stockの素材を直接検索することができます。たとえば、デザインチームがCreative Cloudアプリを使ってプロジェクトを進行する場合、Adobe Stockで適切な写真を検索し、透かし入り画像のライブラリを作成してチーム内で共有して作業を進めることができます。透かし入り画像に加えた加工は、ライセンスを取得した際に画像に自動的に適用され、変更内容がチーム間で共有されるため、デザインの一貫性を保つことができます。これらの操作はCreative Cloud内に統合されているインターフェイス上で行うことができるため、共同作業における問題や煩わしい管理プロセスは発生しません。

重複購入と無駄な作業を削減

大企業や組織にとって、画像の重複購入や無駄な作業は大きな問題です。Adobe Stockエンタープライズ版の高度なレポート作成機能によって予算管理が容易になり、利用者はどの画像が使用済みかを簡単に確認できます。画像をライブラリに共有(プール)することで、チーム間で簡単に共有でき、電子メールで送付する必要はなくなります。ライブラリ内の画像が修正されても、チームメンバーは常に最新の画像にアクセスできるため、一貫性を保ちつつ、チームの作業時間とブランドのビジュアルアイデンティティの両方をより効率的に管理できます。

ライセンス権の管理

Adobe Stockエンタープライズ版のユーザーは、単一のダッシュボードからライセンスを管理できます。Adobe Stockの画像は、ロイヤリティフリーで、使用開始の期限や有効期限といった制限はなく、地理的な制限もありません。また、再配布、印刷部数および使用権の制限もありません。企業のニーズに合わせてライセンス契約をカスタマイズすることも可能です。Adobe Stockのライセンス管理は、重要なライセンスおよび補償要件や全世界にまたがるブランドキャンペーンを実施する組織のニーズを満たしており、より自由なクリエイティブを実現するとともに、管理責任を最小化します。

Adobe Stockエンタープライズ版を使って、重要なライセンス要件を満たしながら、最適な画像を見つける方法をご紹介する方法については、下記のビデオをご覧ください。