Facebook インスタント記事とAdobe Analytics

by Adobe Comms

Posted on 04-18-2016

かつてFacebookとGoogleがよりスピーディなモバイルエクスペリエンスを提供すると共同声明を発表したとき、アドビは静かに称賛し、市場の動向を見守りました。Facebookの計画を知った多くの媒体社は早急の導入を検討しました。媒体社の業績を左右するのは、人を引き付けるコンテンツの制作です。記事をいち早く掲載すれば、ユーザーのエンゲージメントを即時に高めることができます。媒体社にとって、エンゲージメントを高めることは収益の向上につながり、オーディエンスの関心を得るチャンスでもあり、一考の価値があるのです。

現代の消費者はせっかちです。アドビが委託した最新の調査(英語)によると、コンテンツのロードに時間がかかると、78%の人は別のコンテンツへ切り替えるか、見ること自体を止めます。つまり、コンテンツの閲覧者を獲得できるか否かは、わずか1,000分の1秒で決まってしまうのです。また、媒体社は、閲覧者がいかにコンテンツに接触し、閲覧するかを理解したいと考えています。そうすることで、閲覧者のエクスペリエンスを高め続け、パーソナライズされたコンテンツをあらゆるスクリーンやプラットフォームに提供することができるのです。

アドビはこの度、Facebookとの提携により、Adobe Analyticsにおいてインスタント記事(Instant Articles)のサポートが可能となったことを発表しました。記事にタグを付ける方法については当社の資料(英語)をご覧ください。Googleとの緊密な協力によりAccelerated Mobile Pages(AMP)をサポートすることについては、すでにお知らせしたとおりです。いずれのケースも、媒体社は現在使用しているJavaScriptタグの付いたフレームワークを基盤にすることができます。そのため、導入プロセスが簡素化されるほか、ゼロから分析サポートを構築する必要はありません。

インスタント記事をタグ付けすると、豊富な情報をすべてAdobe Analyticsから得られます。例えば、媒体社は(当該コンテンツの後に閲覧される記事の)コンテンツベロシティをはじめ、各ページや1件当たりの閲覧に費やされる時間、初回訪問の比率などを計測することができます。閲覧者の行動はさまざまです。5ページ以上を閲覧したり、コンテンツを5分以上閲覧したり、初めての閲覧者の中には5時間もしないうちに再度閲覧する人もいます。インスタント記事のフレームワークでは既読閲覧者を識別できるため、媒体社は閲覧者の行動を基に有益かつ信頼性に優れたセグメント別の分類が可能になります。

媒体社の取るべき行動に対するインサイト

Adobe Analyticsは、Adobe Marketing Cloudの分析基盤として数々の賞を受賞しており、世界最大の企業向けマーケティング分析ソリューションです。世界の10大メディア企業を含めて、15万を超えるマーケター、ビジネスユーザー、アナリスト向けに、年間およそ8兆件に及ぶサーバー接続状況を測定しています。今日、サーバー接続の45%はモバイル機器によるものです。

Adobe Analyticsによって、お客様はビジネス全体を俯瞰したアプローチを採用することができます。Adobe Analyticsは、高度な分析と直観的かつインタラクティブなダッシュボードを提供することで、お客様との相互作用を実用的なインサイトへと転換します。利用者は、リアルタイムにレポートの選択し、ソート分類、社内共有することができます。高度な予測分析や機械学習能力といった堅牢なポートフォリオを備えており、MTVネットワークス(英語)、NBCユニバーサル(英語)、ディスカバリー・コミュニケーションズコムキャスト(英語)、オートトレーダー(英語)といった大手企業に活用されています。

下の図は、媒体社がAnalysis Workspaceを使用して作成できる情報の一例です。完成までの所要時間はわずか5分ほどでした。

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インスタント記事(Instant Articles)とは

インスタント記事の概念をご存じない方は、簡易版HTMLをご想像ください。ウォール・ストリート・ジャーナル(英語)によると、簡易版HTMLは標準HTMLに比べ、コンテンツのロード速度がほぼ10倍となります。インスタント記事は、スピーディなエクスペリエンスを提供するだけではありません。動画の自動再生、オーディオキャプション、簡易版HTML5タグを使用したインタラクティブマップといった新機能を搭載することで、モバイル機器を用いたインタラクティブな記事の可能性を広げます。HTML5を使用すると、インスタント記事のレイアウトに必要なすべての情報を明確にする表現豊かなフォーマットを利用できるため、媒体社は自社Webサイトのコードを再利用できます。このフォーマットによって、ソーシャルメディアの埋め込み動画、広告、分析といったサードパーティのコンテンツについてもサポートしており、すべてをWebサイト上の表示と同じようにインスタント記事へ埋め込むことができます。

アドビは、この新たな機能がコミュニティでどのように活用されるのか、大いに注目しています。なぜなら、インスタント記事はオープンフォーマットで定義されるためです。そうした機能が、媒体社のWebサイト、アプリ、その他のプラットフォームに導入されることも期待しています。今後もアドビは、パートナーである媒体社と緊密に連携し、インスタント記事を活用した発信をより便利にできるツールやオープンスタンダードを見いだしていきたいと考えています。

どれだけ手間を要するか

多くの方は、実際に計測に要する時間を知りたいと考えるでしょう。アドビのプロダクトマネージャーであるトレバー ポールセンは、Google AMPの導入に際し考慮すべき点をブログに投稿しています。インスタント記事はFacebookアプリのビュー内でしか機能しないため、検討すべき項目はさらに限定的となるでしょう。インスタント記事を導入することは、自社Webサイトの変更箇所にタグ付けするようなものといえるでしょう。新たなエレメントを取り入れ、コード設定を変更する必要がありますが、全体として、既存のものを再活用すればよいのです。Google AMPのiframeソリューションをすでに利用している場合、インスタント記事の導入はより簡単です。Adobe Analyticsは、Google AMPおよびインスタント記事の両方を一度に設定できる唯一のソリューションなのです。

※以上はUS Digital Marketing Blog「Facebook Instant Articles and Adobe Analytics」の翻訳です。

Topics: デジタルトランスフォーメーション, 戦略/組織/プロセス

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