アドビ、Appleと協力してTV Everywhereユーザーエクスペリエンスを向上

※以下は、Adobe Primetime シニア プロダクト マネージャーであるホリア ガラタヌ(Horia Galatanu)によるブログ 「Adobe and Apple Working Together to Advance the TV Everywhere User Experience」の翻訳です。

アドビは、消費者がより簡単にTV Everywhere(TVE)を楽しみ、TVEの可能性を最大限に生かす上で妨げとなっている課題に対処するため、Appleと共同で取り組んでいくこととなりました。

Appleは、先日開催されたWorldwide Developers Conference(WWDC)(英語)において、AppleデバイスでのTVE向けシングルサインオン(SSO)を可能にするiOSとtvOSの新たな認証APIを発表しました。Appleの新しい認証APIにより、ユーザーはPAY TVの認証情報を使用してTVEアプリにサインインできます。一度サインインすれば、TVEアプリから別のアプリへ移動する際に再びサインインする必要はありません。

また、AppleはApple TVのユーザーエクスペリエンスを向上させるために、認証プロセスをひとつのスクリーンで完了できるようにしました。登録コードを確認したり本人証明のためにノートPCを開いたりする必要はなく、Apple TVのスクリーンにユーザー名とパスワードを直接入力できます。

アドビは、新たなAPIをAdobe Primetime認証SDKに組み込み、プログラマーがAPIを採用しやすくします。Adobe Primetimeは、北米におけるテレビ事業者およびケーブルネットワークのサイトとアプリの95%に対して認証サービスを提供しており、TVE市場をリードしています。

アドビは今後も、プログラマー、マルチチャネル ビデオ プログラミング ディストリビューター(MVPD)、デバイスメーカーなどのパートナーと協力し、TVEをシームレスで楽しいユーザーエクスペリエンスとすることで、消費者がテレビと同じぐらい簡単にコンテンツにアクセスできるよう取り組んでまいります。