アドビ、デジタルスキルのギャップを解消するデジタルマーケティング推進プログラム「Adobe Digital Marketing Accreditation」を発表

※以下は、Adobe Digital Learning Services のシニアディレクターであるキム ペレッティ(Kim Peretti)によるブログ 「Announcing Adobe Digital Marketing Accreditation: Eliminating the Digital Skills Gap」の翻訳です。

【2016年8月18日】

スマートフォンやモバイルデバイスの急速な普及に伴い、マーケティングは顧客の新たな要望に後れを取らないよう驚異的なスピードで成長を続けており、顧客体験が極めて重要になっています。今日のデジタル時代で最も成功を収めるブランド企業とは、顧客体験において他社をリードし、パーソナライズされた魅力的な顧客マーケティングを重視できる企業です。

アドビはこの度、マーケターが常に優れた顧客体験を提供できるよう、業界初となるデジタルマーケティング推進プログラム「Adobe Digital Marketing Accreditation」(英語)を発表しました。没入型仮想環境における学習およびデジタル教育プログラムを提供する大手企業であるジェネラル アッセンブリー社(英語)と共同で開発した、グローバルなプログラムとなります。このプログラムでは、ビジネスの成功を促進するベストプラクティスの基本的な理解を深め、技術的な能力の向上を図ります。

米国労働省が発行した2016-7年「Occupational Outlook Handbook」によると、2014年から2024年にかけて重要な役割を果たすマーケティング関連職業は9~19%増加する見込みで、これは調査対象のすべての職業の平均増加率よりも高い値です。その一方で、「2015 Smarter Insights」調査では、回答企業の54%が自社のマーケティング部門について、「特定の活動には優れているが、それ以外は弱いか苦手である」と回答しています。こうしたギャップは、企業がデジタルマーケティングを導入後、適切に実施・管理する方法、つまり単なる実施だけでなく、そのメリットをいかに活用するかについての教育において、顕著な問題があり、企業からのニーズがあることを示唆しています。

デジタルスキルのギャップの解消

実際のところ、デジタルスキルのギャップは、マーケターがデジタル革命についていくには資質が十分でないと感じている分野に存在します。マーケティングの機能と役割が進化し、増加し続けるにつれ、能力のあるマーケティング人材を雇用、育成、維持するための費用はますます増加するでしょう。また、顧客からは、業界で起きているデジタル変革に対応して迅速に成果を挙げるために、チーム内でデジタルスキルと能力を伸ばすための追加支援を望んでいるという生の声が聞かれます。

デジタルマーケティング推進プログラム「Adobe Digital Marketing Accreditation」

アドビは、技術的な製品知識への精通、応用、経験を獲得するための製品認定資格(英語)* を提供しています。Adobe Digital Marketing Accreditationは、デジタルマーケティングのベストプラクティスの基本情報を提供し、製品に関する知識を深めていただくデジタルマーケティング推進プログラムです。このプログラムの対象は顧客に限定されていません。デジタルに関する能力の向上を目指す世界中のマーケターにご利用いただけます。

このプログラムには、業界の専門家やアドビの技術伝道者などによる多様な講義を提供する5つの教育プログラムが設けられています。各プログラムは3~4コースで構成され、主要なデジタルマーケティングをテーマとしています。各コースの所要時間は60分以下です。例えば、「Know Your Customers(顧客の把握)」プログラムでは、クロスチャネルのあらゆる顧客インタラクションから顧客インサイトを得る方法や、デジタルコマースにおける大量のデータを理解するための分析方法について学びます。

提供価格は地域によって異なり、カスタム価格でもご利用いただけます。1年間のサブスクリプションプランをご利用いただけば、アドビの学習管理システムCaptivate Prime(英語)が提供するすべてのプログラム資料にアクセスすることができます。企業のお客様向けのカスタム価格もご用意しています。コンテンツはオンデマンドで自分のペースで進めることができ、随時更新されます。プログラムを修了すると、アドビの「認定デジタルマーケター」としての称号とバッジが付与され、ソーシャルメディアのネットワークで共有できます。

*「製品認定資格」の資格試験は日本語でもご提供しています。