Shioriのおすすめアーティスト【Artist Profile No.2】柔らかい筆使いで世界観を作り出すイラストレーター ルイス・メンド
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彼から初の単独で行う個展の連絡が入ったのは、ちょうど彼の作品をインスタグラムで見ていた時。グラフィックデザイナーとしてヨーロッパで確立されていたキャリアとオランダで立ち上げたデザイン会社を手放し、3年前の日本への移住を機にイラストレーターへと転身。去年日本で初開催となった Creative Jam にもJammerとして参加してくれて、素敵な作品を残し優勝してくれました。Luis Mendo & Hideki Owa チームのvisual優勝作品はこちらから。
そんな彼の3年分のドローイングが詰まったソロショー:『3 Years of Drawer』@ Sorama Gallery + Coffee (※展示会は残念ながら先週で終了しました。)
台風12号、熱帯低気圧のせいで真夏に逆戻りの9月6日に、先週行われたレセプションからは一足遅れて彼の展示会に参加してきました。場所は、原宿の大通りから一本曲がった隠れ家コーヒーショップSoramaで開催。敢えて混雑しそうなタイミングはずらし、来場者の少ない時間帯にゆったりと『Luis World』に浸ってきました。
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Luis & His Solo Show
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コンセプトメッセージ
彼のペンストロークにいつも魅了される。彼のペンのストークには嘘がないからなのだろうか。
彼のチャーミングな性格がそのままドローイングになっているかのような、嘘のない自由と愛にあふれた作品たち。
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Luisの筆使いが光る作品たち
会場では、単身日本に移り住み3年間のうちに感じた『Solo』という名の『孤独』が色々な形となり、彼の軌跡を残している。
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展示の様子
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様々なメディアで使用されてたイラストの数々
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瞬間のキャプチャがすばらしい
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彼の使用する道具たち
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Let Go Box 2016
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ELLE Magazine
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瞬間のキャプチャが素晴らしい
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彼が影響を受けたマジンガーZや葛飾北斎のイラストたち
基本的にはいつもペンと紙で絵を描く。ペンのストロークにこだわりを持つ。
そして、その時々に応じてモバイル利用でデジタルで描いたり、必要に応じてPhotoshopで編集したりもする。
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日々の生活の中で描くドローイングブック
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作品について語るLuisと私。 Photo by Maru
9羽並ぶ鳥のドローイングは、実は同じ1羽が飛んでいる描写。流れるようにあっという間に描けたというこの作品。
「何を書いていいか迷うときはいつも鳥を描くんだ」といたずらっぽい笑顔で彼は言う。
Luis Worldに触れて、心が温かくなりながら、好きなことを仕事にするための信念について改めて考えさせられた1日でした。
次回もふらりと日本をベースとする才能あふれるアーティストをこちらのブログからご紹介します◎
ルイス・メンド Luis Mendo スペインとオランダで20年にわたりエディトリアルデザイナーとして活躍したあと、2013年に活動の場を東京に、重点をアートとイラストへシフト。作品は日本、ヨーロッパ、アメリカの雑誌で定期的に出版され、イラストレーターとして活動するかたわら、国内外のクライアント向けにデザインの仕事も続けてい る。イラストレーターの友人エイドリアンと共に、プライベートでもカフェや電車のなかでスケッチに勤しむ。絵を描くことをもっと身近に感じてもらうよう、二人でお絵描きイベント「Pause Draw」を毎月開催している。