Adobe SignがSalesforceと連携、優れた電子サイン体験を提供 #AdobeSign

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クラウドベースの電子サインソリューション「Adobe Sign」特集

アドビは、Adobe Signの最新リリースでのSalesforceとの連携を発表しました。また、「Dreamforce 2016」において、製品連携に関するデモンストレーションを行うことも合わせて発表しました。アドビはこの10年間、Salesforceの顧客であるGroupon、NetApp、Tivo、Ceridian、Diners Club Internationalなどと協業し、ドキュメントへの安全で迅速な署名を支援してきました。これまで数日あるいは数時間かかっていた平均的な署名サイクルが数分で完了できるようになり、署名プロセスを90%以上短縮できた事例も数多くあります。今回の連携により、Salesforceのユーザーはデバイスを問わずいつでも、Sales Cloud、Service Cloud、Community Cloud、App Cloudなどで、署名が必要な契約書を送信できるようになります。

Adobe Signの最新リリースは、Salesforce Lightningプラットフォームとの連携により、魅力的で新しいユーザーエクスペリエンス(UX)をユーザーや管理者に提供します。管理者向けには有用なAdobe Sign設定ツールセットを提供する3つのLightningコンポーネントを、Salesforceを利用する送信者向けにはコーディング不要の新しい先進的なワークフローを、それぞれ追加します。

Magentoの最高情報責任者(CIO)兼グローバルテクノロジー責任者であるチェット ガンディ(Chet Gandhi)氏は、次のように述べています。「Adobe Signへの移行を決めた大きな理由は、当社のビジネスはもちろん、グローバルなパートナーエコシステムにおける固有のニーズに応えることができる、使いやすいデザインと有用な機能を併せ持った、費用対効果の高いソリューションを必要としていたためです。Adobe Signによって、全体のオペレーションと当社のビジネスの中核を成しているUXが大いに強化されるだけでなく、他のソリューションと比べて50%のコスト削減が可能です。」

電子サインでクラウドベースのCRMを強化

あらゆる規模の組織でSaaSベースのCRMソリューションの採用が進む中、営業部門やサポート部門のリーダーたちは、ビジネス上のメリットを提供するアプリを模索し続けています。Adobe Signは、Salesforceの顧客が組織全体で成約サイクルの促進や成約率の向上といったメリットを実現できるよう、支援を続けてきました。Adobe Signと連携した Salesforceのユーザーを対象にした先ごろのTechValidate調査では、回答者の89%が、CRMで使用される他のあらゆるアプリケーションに比べて、Adobe Signは平均以上のROIを実現していると答えています。さらに回答者の93%が、Adobe Signは当初の期待を上回るビジネス上のメリットを提供していると答えています。

一方で、UXの向上が重視されるようになり、クラウドベースのCRMソリューションができることの範囲や規模は拡大し続けています。Salesforce Lightningプラットフォームの開発は、UX重視の傾向を反映したものです。アドビは、設計およびUXの専門知識を活かしてSalesforce LightningプラットフォームにAdobe Signをいち早く適用しました。

新機能

アドビは、今回の連携に際し、UXを重視して新機能を開発しました。Salesforce ClassicとLightningのユーザーは、紙の書類の追跡で起こりがちな「単純作業」の時間を短縮し、生産性を向上することができます。

アドビは、電子サインのリーダーとしてAdobe SignアプリをSalesforce Lightningといち早く連携しました。Adobe Signの最新リリースは、10月下旬にSalesforce AppExchangeで提供開始予定です。

Adobe Document Cloudプロダクトマネジメント担当バイスプレジデント ジョン ペレラ(Jon Perera)