世界中のCCユーザーにあなたの作品を届けよう! イベントAdobe Stock “START NOW”レポート

by 齋藤 あきこ

Posted on 10-07-2016

アドビのストックフォトサービス『Adobe Stock』がリリースされてから1年。ついにコントリビューター向けポータルサイトが9月21日にオープンしました。「Adobe Stockコントリビューター(素材投稿者)」登録開始により、クリエイター自身が写真、イラスト、映像などの自慢の素材を販売することが出来るようになったんです。世界に向けて自分の作品を発信し、フィーを受け取る事ができるという待望の仕組み。まさにクリエイターにとって朗報です!

これを記念し、2016年9月30日 (金) にイベント「Adobe Stock “START NOW”」が開催されました。会場は恵比寿のガーデンプレイス前にある「Act square」。お祝い感の漂う、セレブリティ感溢れるロケーションに、フォトグラファーらクリエイターが集結しました。

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セレブ感漂う会場

重厚な階段を登ると、360度のスクリーンがぐるりとパーティ会場を包んでいます!このイベントのために、ユーザーの方から投稿された写真がスライドショーで上映されていました。

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まずは、アメリカ本社より来日した、Creative Cloud(CC)事業におけるコンテンツ戦略と運営を統括するScott Brautによる「Adobe Stock」のご紹介です。世界じゅうにいる、何百万というCCユーザーに向けて作品を販売するこの仕組みについて語りました。2k4a4686

「いまわたしたちが生きている世界は、デジタルな体験に満ちています。携帯のメッセージにも、雑誌にも、本にも、ダウンロードして見る映画にも、あらゆるところでビジュアルコンテンツが重要になっている。デザイナーはこうしたコンテンツの需要に応えていかなければなりません。しかも、良い経験ではなく最高に素晴らしい経験を提供しなければならない」

そこでデスクトップもモバイルもサービスも一つに繋がっているクリエイティブ・クラウド(CC)が重要になるわけですが、『Adobe Stock』には5500万点以上の画像とビデオがあり、しかもCCとの密接な連携があるのがメリット。Photoshop上で『Adobe Stock』の写真を選びレイアウトした後、ライセンスを購入するのもPhotoshop上のワークフローで完了するので、デザイナーにとっては時間の節約になります。

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コントリビューターのメリットは、写真、イラストレーション、ベクター、ビデオなどのコンテンツが販売出来ること。リニューアルしたコントリビューターサイトでは、まったく新しいコンテンツ投稿と売上モニタリングが完備され、CCアプリとのさらなる連携が行われています。なんと、LightroomとBridgeといったアプリケーションから販売することが可能になりました。写真家にとって馴染み深いアプリケーションだけに、作り手にとっては自分の作品を販売するという行為がより身近なものになりそうです。

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そして『Adobe Stock』で特徴的なのはタグ付け。膨大な写真の中から、写真を見つける/見つけてもらうには、適切なタグ付けが不可欠。アップされた写真は機械学習によって解析され、推奨のキーワードが自動的に出されるので、ユーザーはタグを選んで付けることができます。タグ付けの言葉に悩むことがないのは便利ですね。

そしてコンテンツ投稿に対するアドバイスも。

「どのようにすればコンテンツが最高になるのでしょうか?求められる写真とは、真実を語るもの、オーセンティックなもの。カラフルなイメージのもの、ファッショナブルなもの、画像からストーリーが語られるもの、整った構図、クリエイティビティのあるもの、シンプルな構図のもの。普段使っているテクノロジーのツールなどの写真もニーズがあります。何と言っても一番良いのは、自分が情熱を傾けるもの、一番よく知る主題について撮影することです」

建築、動物、食物、ドリンク、工業、ライフスタイルなど、ストックフォトで求められる写真のテーマは様々。2020年のオリンピックを控え、デザインの需要が増えるなかで、クリエイター自身が自分をブランド化していくことに『Adobe Stock』は貢献してくれそうです。

続いては、dot by dot inc.代表の富永勇亮さんによる祝辞。dot by dot inc.は、音楽と同期して歌詞が表示されるIoTスピーカー「Lyric speaker」やヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」による「進撃の巨人展」360° 体感シアター “哮”を手がけるクリエイター集団です。

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「実は僕の最初の作品は写真だったんです。大学の頃、自分で撮った写真を洋服屋さんに買ってもらったのが、自分が初めての作品を売った経験になりました。報酬は一万六千円のジーンズでしたが(笑)、そこでクリエイターとしての自信がついて、大学を辞めてクリエイティブの道に進みました」

そして富永さんが紹介したのが、2万枚のストックフォトを使ったインタラクティブなミュージックビデオ、KAMRA「Deja vu」(https://kamra.invisi-dir.com/)。ユーザーの顔をキャプチャして、音楽に合わせて変化させるというもので、この顔の自動生成の素材として2万人の顔を集めたのだそう。

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「ユーザーがアクセスするたびに変化するのでたくさんの素材が必要になるので、ストックフォトを使用しました。世界中の人の顔を集めて、それがスープになるようなインタラクティブなビデオになっています」

アルゴリズムを使って作品をつくるクリエイターが増えて、求められる素材も変化しているいま、たくさんの写真、イラストを世界中の人に公開できる仕組みは待ち望まれていた、と語ってくれました。

Adobe Stock マーケティングディレクター Benoit Caire による乾杯

Adobe Stock マーケティングディレクター Benoit Caire による乾杯

STOCKのカクテルが振る舞われました

Adobe Stockのカクテルが振る舞われました

アドビ栃谷宗央によるデモ

アドビ栃谷宗央によるデモ

ほか、会場にはその場で記念写真が取れるサービス「Me-Fie」とのコラボブースが。

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バウンスライトがついたフォトブースなので、キレイな記念写真を残すことができます。

バウンスライトがついたフォトブースなので、キレイな記念写真を残すことができます。

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サイドバーにAdobe Stockの素材が使われた記念写真がWebにアップされるので、ダウンロードしてSNSに投稿するもよし、思い出にするもよし。会場では、#アドビストック のタグを付けてツイートした方の中から1名様に10万円分の旅行券のプレゼントも行われました。

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盛り上がるイベントもクライマックス。会場で行われていた、アーティストのFrankie Cihiさんによる、LIVE Digital Drawing パフォーマンスで描かれた絵が発表されました。

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ツールにはiPad Proとペンを用いて、Adobe Stockの素材とイラストレーションをミックスする作品をその場で作り上げるパフォーマンスです。

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「AdobeはCS2からのユーザーです。普段わたしは、大きな絵はPhotoshopで構成してからペイントすることが多いんですが、今回はPhotoshop Sketchでデジタル・ドローイングをしました。最初は、「機能これだけ?!」と思ったんですが(笑)、ベーシックな機能だけが備わっているので、描いていてすごく楽しかった。写真とイラストと、シームレスな作業が出来るし、両手で作業できるのも楽しい。作品をシェアして評価する作品をシェアできるので、ぜひ使ってみてください」

お土産には、来場者全員にAdobe StockオリジナルTシャツのプレゼント!クリエイターたちの熱気うずまく中、イベントは幕を閉じたのでした。

デザイナーに使いやすく、コントリビューターが投稿しやすいAdobe Stock。CCユーザーの方はこの機会にぜひお試しになってみてはいかがでしょうか。

写真:@masakiishitani

Topics: クリエイティブ

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