いよいよ解禁!2017年リリースのIllustratorを見てみよう

アドビの岩本です。みなさんこんにちは。

日本時間では2日の深夜に基調講演が始まったAdobe MAXにて、2017年版のCreative Cloudがリリースされました。これまでのバージョンが2015。2016を飛ばして、最新版は2017となります。

皆さんのCreative Cloudデスクトップツールにも、アップデートの通知が来ているはずです。ぜひチェックしてみてください。そしてアドビのサイトもリニューアル。こちらでも今Creative Cloudが提供している製品、サービスの全てをご覧いただけます。www.adobe.com/jp/creativecloud.html

Photo、Web、Video製品群も現在のクリエイティブの最先端に沿った機能強化、ワークフロー提案がなされていますが、私からはデザイン製品の代表格であるIllustratorの最新機能を列挙します。

全Illustratorユーザーに便利。文字周り編

素早いフォント検索

「お気に入りフォント」の機能がついにIllustratorでも使えるようになりました!(ID/Psは既に搭載済み)
何度もアクセスするフォントはお気に入りに追加しておきましょう。さらに類似フォントを表示したり、書体分類別に表示してくれたりと、より短時間で目的のフォントにたどり着くことができます。

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A. お気に入りのフォントは星をクリック B. 最近使用したフォント

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目的に応じて様々なフィルタリング方法が用意されています

フォントプレビュー

これは実際に体験していただくのが一番分かりやすいですが、文字を選択ツールで選択し、文字パネルもしくは画面上部のコントロールパネルからフォントリストをマウスオーバーしていきます。すると選択した文字に対してライブプレビューされるというものです。デザインの仕上がりを、設定を確定する前にプレビューできます。これも多くの方に求められていた機能です。

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字形の変更

異体字の適用がよりスピーディーに行えるようになりました。文字を選択した際に表示されるコンテキストメニューから選択するだけです。

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異体字のコンテキスト表示

いずれも、みなさんの自慢のフォントコレクションの活用幅を広げる機能強化といえるでしょう。

Webデザインの方に便利 編

ピクセルパーフェクト

WebやUI/UXデザインをされる方にとっては重要なキーワードです。デジタルデザインでシャープな線や形を表現するための重要なアップデートです。今回のIllustratorでは描いたアートワークがピクセルのます目に自動フィットします。以前に、ピクセルグリッドに整合という機能がありましたが、2017年版Illustratorでは更に強力な進化を遂げています。

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ピクセルグリッドに整合する前後のオブジェクト

ピクセル整合するオブジェクトの描画

移動中もピクセルにフィット

サイズ変更時も同様

これからIllustratorを使い始めたい方に便利 編

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プリセットとテンプレートを使用して制作を開始

Adobe Stockに新たに加わった「デザインテンプレート」をぜひ活用してください!世界中のクリエイターが提供してくれている高品質なレイアウトをカスタマイズして、オリジナルのデザインに展開することができます。中には無償のものもあります。
作業開始のcommand(Ctrl)+Nの画面や、ライブラリパネルからアクセスできます。

これ以外にも…

Illustratorの全新機能はアドビのサイトからご確認いただけます。
Illustratorのリリースノートはこちら

重要なアップデートは、InDesignにも!ワークフロー改善が見込まれる重要なアップデートです。
InDesignのリリースノートはこちら

これらの最新機能は、現在絶賛開催中の米国Adobe MAXでも紹介される予定ですのでご覧ください…とは簡単には言えないですね。日本からライブで視聴するとなると、完徹になってしまう時間帯です…もちろん全編英語(汗)

ということで、今年のAdobe MAXでの発表と、最新リリースに関するトピックを日本のスタッフが詳しく解説するスペシャル特番を3夜連続で放送します。こちらから視聴登録をお願いします。

みなさんの置かれるクリエイティブの現状を踏まえつつ、業界の未来を見据えつつ、アドビのこの先のビジョンを語りつつの3日間。ぜひライブでご参加ください!

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2017年リリースのCreative Cloudを、ぜひよろしくお願いします。