国内のPC映像編集市場調査2016年版発表

今年で4度目となる、日本国内での業務映像制作ユーザーを対象にした、編集ツールに関する調査結果が出ました。

Premiere Proの導入事例も、2010年以前は見つけるだけでも大変でしたが、今年のInter BEEではテレビ番組、映画、VRと多彩な事例をご紹介できるようになりました。また、2016年を代表する作品の一つとも言える映画「シン・ゴジラ」でも、Premiere Proを編集ツールとしてご採用いただきました。

では、結果の発表です。

Adobe Premiere Pro 業務ユーザー導入率

昨年は91%でしたが、**今年は89.9%**と90%を切ってしまいました(統計の誤差範囲内でしょう)。

survey2016_share

一方でPremiere Pro CCに限定すると、62%から73%とさらに増加しています。新製品のカメラや、VR、Ultra HD、HDRとまだまだ新技術が登場する映像制作の現場では、常に進化するCreative Cloudが支持されているのではないでしょうか。

また、導入だけではなく、実際に利用されているかを示す利用頻度の調査結果もご紹介しておきましょう。

Adobe Premiere Pro 業務ユーザー利用頻度

Premiere Proを週1回以上利用されている方の割合は、昨年55%でしたが、今年は57%と微増しています。2番手の製品が21%ですので、利用頻度でも圧倒的な支持をいただいているようです。

survey2016_usage

2016年は、6月と11月の2回、大きなアップデートが提供されました。8K RED対応やVR対応といった将来の技術に加えて、放送局での利用が広がるXDCAMドライブへの直接出力やラウドネス調整機能など、数多くの機能強化を図っています。また今後もAdobe Creative Cloud 映像制作ツールの進化にご期待下さい!