Forresterがデジタルインテリジェンス プラットフォーム分野でアドビ を唯一の「リーダー」と評価
アドビは、レポート「The Forrester Wave™: Digital Intelligence Platforms(デジタルインテリジェンス プラットフォーム)、2017年第2四半期」により、「現行のソリューション」、「戦略」、「市場におけるプレゼンス」を含む26の評価基準で「リーダー」の基準を満たす唯一のベンダーであると評価されたことを発表しました。
※ご案内:
Forrester社は当初、当レポートを英語版のみで発表していますが、同社より日本語版がリリースされましたので、2017年5月12日から提供開始しました。日本語版レポートはこちらからご覧ください。
「リーダー」の称号は、実はアドビにとってなじみ深いものです。アドビはMarketing Cloud分野のパイオニアとして、創設以来一貫して市場リーダーの役割を果たしてきました。その間にマーケティングの役割は拡大し、より多くの成果が求められるようになりました。そこでアドビが発表したのがAdobe Experience Cloudです。企業が優れた顧客体験を提供するために必要なあらゆる要素を備えた包括的なクラウドサービスです。
パーソナライズされた体験を創出、提供、最適化するために重要となるのが、デジタルインテリジェンスを集約、分析、実行する能力を備えた専用プラットフォームです。Adobe Cloud Platform上で動くAdobe Experience Cloudは、特にその点で優れています。この最新レポートにおいてアドビがデジタルインテリジェンスを提供するベンダーの「リーダー」であると評価されたことは、魅力的でパーソナライズされた顧客体験を大規模に提供したいと考える企業に対し、アドビの優位性が実証され、アドビのリーダーシップが再確認された証しであると言えます。
デジタルインテリジェンス プラットフォームとは何か
最新のForresterによるレポートによると、多くの企業が「デジタルマーケティングにおける顧客の動向を理解し、一貫性のある、常に改善し続ける顧客体験を提供したい」と考え、デジタルインテリジェンス プラットフォームの導入を求めています。こうした要求に応えることは、長らくデジタルマーケティングの達成目標となってきました。今日では、社内のあらゆる部門がこうした顧客の総体的動向を把握し、そこから得られた知見を活用しようとしています。
Forresterはデジタルインテリジェンス プラットフォームについて、以下のように述べています。「マーケティング、プロダクトマネジメント、カスタマーサポートといった複数のチームが個別で、場当たり的にデジタル分析や最適化を導入していたこれまでの方法は、さまざまなデジタルタッチポイントを通じて多数の顧客を追跡し、接触を持ち続けるという試みに対する障害となります。今や企業もベンダーも、より集約化されたテクノロジープラットフォームへの移行を開始しています。」
デジタルインテリジェンスプラットフォームの重要な柱
Forresterによるデジタルインテリジェンスは、以下の3つの柱にまたがる15種類のテクノロジー分野で構成されています。
- デジタルデータマネジメントテクノロジー:データウェアハウス、タグ管理
- デジタル分析テクノロジー:アプリケーション分析、クロスチャネルのアトリビューション、デジタルパフォーマンス管理、インタラクション分析、IoT分析、予測分析、ソーシャル分析、空間分析、顧客の声、web分析
- デジタルエンゲージメント最適化テクノロジー:行動ターゲティング、オンラインテスト、レコメンデーション
アドビはどのようにForresterのリーダーに選ばれたのか?
デジタルインテリジェンス プラットフォーム ベンダーを対象とした今回の評価では、顧客価値を統合し提供する能力にかかわる26の評価基準にもとづき、ベンダー毎に点数付けが行われました。次にそれらをまとめ、「現行のソリューション」、「戦略」、「市場におけるプレゼンス」の強弱という3つの面から成績が付けられました。
最終的に、アドビは「現行のソリューション」と「戦略」の両方で最高得点、「市場におけるプレゼンス」で最高得点タイを獲得してトップに立ちました。また、アドビはクロスチャネルのアトリビューション、ソーシャル分析、web分析、行動ターゲティング、オンラインテスト、タグ管理、パートナーエコシステム、デジタルインテリジェンス領域での収益基盤、企業顧客数の9分野で満点を獲得しています。これは、Adobe Experience Cloudが提供するソリューションが、デジタルインテリジェンスの幅広い要求に対応できる能力を有することを何よりも証明しています。
Forresterはアドビについて、以下のように述べています。「アドビは、特に顧客体験と顧客エンゲージメントの最適化を中心としたデジタルインテリジェンスに強みと深みを持ち、そのすべてをマーケティングとeコマースの文脈で、マーケティングクラウドプラットフォームの枠組みに収めています。将来的にアドビは、Microsoft Azure (エンタープライズセールスチームへの訴求効果を強化) やAdobe Sensei (顧客体験のスケール化を人工知能[AI]により推進) と連携することで顧客基盤を引き付け、拡大させることを目指すでしょう。」
最後に
今回の評価を受けたことはとても光栄です。お客様にAdobe Experience CloudとAdobe Cloud Platformを紹介し、業績を上げていただくというアドビの戦略が正しいことを裏付ける内容です。アドビはこれまでも、インテリジェンスを欠いたデータのみの存在は単なる履歴にしかすぎないと主張してきました。データにインテリジェンスを組み合わせてこそ、優れたエクスペリエンスを生み出すことが可能となるのです。
Forrester社によるレポート「The Forrester Wave:Digital Intelligence Platforms(デジタルインテリジェンス プラットフォーム)、2017年第2四半期」をダウンロード(訳注:2017年5月12日より日本語レポートを提供中)。
※本記事は、2017年4月7日にAdobe Marketing Cloudのバイスプレジデントであるスレシュ ヴィタル(Suresh Vittal)が投稿したブログの抄訳版です。