Adobe Creative Cloud 映像制作ツール「全方位進化」アップデート
Adobe Creative Cloudは、ビデオの制作、作業連携、そして開始から完成までのワークフロー効率化を支援します。2017年4月20日提供開始の最新リリースでは、グラフィックス、タイトル制作、アニメーション、オーディオ編集、アセット共有の新機能に加え、HDR、VR、4Kなどの最新の映像フォーマットへの対応、Adobe Stockとの新たな連携、Adobe Senseiに基づく先進の人工知能(AI)機能を提供します。
制作向けの機能:アドビが先進の専用アプリケーションで提供してきた機能をAdobe Premiere Proの編集ワークフローでタイムラインから別画面に移動することなく利用できるようにする、エッセンシャルグラフィックスパネルやエッセンシャルサウンドパネルをはじめとする数々の革新的な新機能を使用することで、皆さんのクリエイティブなビジョンをさらに素早く作品に仕上げることができます。また、新たなポストプロダクション機能により、優れたパフォーマンスで、思い通りの結果を得ることができます。
シームレスな連携:連携作業を簡素化することで、クリエイティブチームと企業内の制作環境の生産性が劇的に向上します。Premiere ProとAdobe After Effectsに組み込まれたチームプロジェクト(ベータ版)は、Dynamic LinkやAdobe Media Encoderのサポートが追加され、自分だけで編集しているかのように簡単に連携作業が行えるようになります。共有プロジェクトを開けば、どこからでもチームメンバーと作業を続けることができます。
ワークフローの効率化: Premiere ProのAfter EffectsおよびAdobe Auditionとの連携強化や、VR、HDR、UHDなどの幅広いネイティブおよびプロキシフォーマットのサポートにより、作業がさらに効率的になります。Adobe Stockとの連携も強化され、ビデオ素材を直接プレビューできるようになったほか、Stockで販売するビデオを直接アップロードできるようになりました。
Creative Cloudビデオツールの最新アップデートは以下のとおりです。
- モーショングラフィックステンプレート:After Effectsで提供されていた機能がPremiere Proで使えるようになりました。使い勝手のよいテンプレートを使って、美しいタイトル、アニメーション、画面下部のテロップ(ローワーサーズ)をビデオに追加し、Creative Cloud Librariesで共有できるカスタムのモーショングラフィックステンプレートを作成できます。
https://blog.adobe.com/media_c87af44ba5f32c2c9d937b8d6871945e749a389b.gif - エッセンシャルサウンドパネル:Premiere ProおよびAuditionに搭載。これまではオーディオエンジニアによる専用セッションが必要であったようなオーディオのミキシングや音響の向上が可能になります。
https://blog.adobe.com/media_23fddcaaf05e2d0e9511247d61485791f377208a.gif - カメラシェイクデブラー:After Effectsに搭載。主にカメラの揺れにより生じるモーションブラー(ブレ)を軽減することで、これまで使えないとされていたような映像素材を使用可能にします。
- Character Animator(ベータ版):Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorで作成された複数のパペットをアニメーション化できるようになりました。また新たなウォークサイクルの追加によってフルボディアニメーションに対応しました。さまざまな新技術によってライブアニメーションの未来を創造し続けています。
- チームプロジェクト(ベータ版):Creative Cloudグループ版とエンタープライズ版のメンバーは、クラウドファーストの共同作業ワークフローが可能になり、シーケンスとコンポジションをリアルタイムで安全に共有できます。
- サードパーティ連携:Premiere ProがAppleのMacBook ProのTouch Barに対応し、Microsoft Surface Dial機能として、タイムラインや、ホットフロートとテキスト値の変更時のシャトルコントロールに対応しました。
Premiere Pro and Media Encoder、After Effects、Audition、Character Animator、Adobe Stockの最新リリースについての情報(英語)をリンク先でご確認ください。
アドビは、ラスベガスで開催される全米放送事業者協会による放送機器展「NAB Show 2017」で、これらのすべての機能を含むさまざまな展示を行います。アドビブース(#SL4010)にお越しください。アカデミー賞受賞歴を持つロブ レガート(Rob Legato)、Video Copilot アンドリュー クレイマー(Andrew Kramer)、Rooster Teeth、Fine Brothersを始めとする数多くの素晴らしいカスタマーによるプレゼンテーションを予定しています。詳しい製品デモは、ステージおよび専用ワークステーションにて行います。
Premiere Pro、After Effects、Creative Cloud Video & AudioのFacebookチャンネルでは、会場からのライブストリームを公開します。アーカイブ、インタビュー、概要については、YouTubeのプレイリストからご覧ください。
4月21日午前10時(日本時間22日午前2時)、LIVE on YouTubeにて、ジェイソン レヴァイン(Jason Levine)が、最新リリースの主要機能について説明します。Creative CloudのYouTubeチャンネルに登録して、このイベントにご参加ください。
NAB Show終了後、ジェイソン レヴァインは、6週連続で、すばらしいビデオコンテンツ制作のためのベストプラクティスを紹介します。初心者の方、スキル向上を目指す方は、毎週金曜午前9時(日本時間午前1時)、Creative CloudのFacebookページを開いて、開始から完成に至るビデオ制作のワークフローを学んでください。
追加情報:
最新リリースの詳細は以下(英語)をご参照ください。、
- Premiere Pro and Media Encoder、After Effects、Audition、Character Animator、Adobe Stock
- Creative Cloudビデオ、オーディオ製品全体の新機能詳細
- Creative Cloudアプリケーション最新バージョンのダウンロード
NAB Show 2017にご参加の折にはアドビブース(#SL4010)にお越しください。
NAB Show 2017に関するアドビのプレゼンテーション、インタビュー、概要を紹介するビデオのプレイリスト
この記事は、Anita Engelmanが執筆し、2017/4/19 (米国時間) にポストされたブログを翻訳したものです。