「Make the Cut」コンテスト審査員のご紹介 #MaketheCut #PremierePro25

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Premiere Pro 25周年「Make the Cut」コンテスト

「Make the Cut」コンテストで最終審査に残ったファイナリストの25作品がついに発表されました。最優秀作品に選ばれるのは果たしてどのビデオ!? ファン投票もただいま受け付けています。いますぐ、YouTubeプレイリストから気に入った作品を「👍」評価して投票をおねがいします。

一流のクリエイターとして認められるには、一流の人から評価されなければなりません。「Make the Cut」ビデオ編集コンテストには、多くの著名人に審査員としてご参加いただいています。「Make the Cut」は、Adobe Premiere Pro 25周年を記念したコンテストで、アメリカのオルタナティブロックバンドImagine Dragonsとコラボしています。詳細については、こちらをご覧ください。

コンテストにご応募いただいた方は、審査結果の発表を心待ちにされていると思います。今回のコンテストの審査員をここでご紹介させていただきます。

・Imagine Dragons は、ネバダ州ラスベガスを中心に活動する実績のあるロックバンドで、American Music Awards 2016 Favorite Alternative Artist部門を2回、 Billboard Music Awards を5回、そのほかにもグラミー賞Best Rock Performance部門、World Music Awardsを受賞しています。

リードボーカルのダン レイノルズ(Dan Reynolds)、リードギターのウェイン サーモン(Wayne Sermon)、ベースのベン マッキー(Ben McKee)、ドラムのダニエル プラッツマン(Daniel Platzman)で構成され、2012年、初のアルバム『Night Visions』のリリースで注目を集めました。その後、2013年に『Year in Rock』でビルボード1位を獲得し、「Breakthrough Band of 2013」にも選出されました。

・マット イースティン(MATT EASTIN):Imagine Dragonsの「Believer」のMVを指揮したほか、「Roots」(2015年)や「On Top of the World」(2013)の映像監督および編集を務めました。イースティンは、ミュージックビデオ、映画およびTVにおけるベテラン編集者であり、ミンディ グレッドヒル(Mindy Gledhill)、ジョシュア ジェイムス(Joshua James)、ネオン トゥリーズ(Neon Trees)などの人気アーティストのMV制作にも関わっています。

・ビリー フォックス(BILLY FOX):テレビドラマから長編映画まで数多くのプロジェクトで編集の才能を発揮しています。フォックスは、トム ハンクス(Tom Hanks)とスティーヴン スピルバーグ(Steven Spielberg)が共同制作した、受賞歴のあるHBOミニシリーズ『Band of Brothers』の共同プロデューサーおよび映像編集者を務めました。フォックスの主なクレジットには、『Hustle & Flow』、『Black Snake Moan』、『Straight Outta Compton』および2011年リメイク版『Footloose』があります。フォックスは、エミー賞7回、BDA Awards 2回、Monitor Award、Peabody Award、Golden Laurel AwardsおよびHumanitas Prizeなど、15度の受賞とノミネート歴を誇ります。フォックスは現在、『Granite Mountain』(Joseph Kosinski監督)の編集を手掛けています。

・カーク バクスター(KIRK BAXTER):オスカー賞を2度受賞した映像編集者です。『ゴーン・ガール』、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』、『ドラゴン・タトゥーの女』、『ソーシャル・ネットワーク』、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』などの映画にクレジットされています。バクスターは、デヴィッド フィンチャー(David Fincher)監督、およびMake the Cutの審査員の1人でもある映像編集者アンガス ウォール(Angus Wall)とともにいくつかの映画製作に参加しています。バクスターとウォールは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で、アカデミー編集賞部門、英国アカデミー編集賞部門およびアメリカ映画編集者協会賞長編映画編集賞部門にノミネートされています。バクスターとウォールは、2011年、『ソーシャル・ネットワーク』にてオスカー賞と英国アカデミー賞を共同受賞し、翌2012年、『ドラゴン・タトゥーの女』で2度目のオスカーを受賞しました。

・ヴィニー ホブス(VINNIE HOBBS):ケンドリック ラマー(Kendrick Lamar)、ブリトニー スピアーズ(Britney Spears)、ニッキー ミナージュ(Nicki Minaj)、ビッグ ショーン(Big Sean)、ドレイク(Drake)、カニエ ウェスト(Kanye West)およびスクリレックス(Skrillex)などのアーティストの作品を手がけるミュージックビデオおよび映画編集者です。著名なアーティストと協業しているホブスは、ケンドリック ラマーの『Alright』でMTV Video Music AwardのBest Editing賞およびMTV Video Music Award for Video of the Yearにノミネートされました。また、ニッキー ミナージュの『アナコンダ』でMTV Video Music Award最優秀ヒップホップビデオ賞を受賞しました。

・アン ルネス(ANN LEWNES):アドビの最高マーケティング責任者(CMO)として、同社のキャンペーンやイベントの実行に際して類まれなる創造性を発揮し、アドビを世界で最も革新的で急成長するブランド企業に成長させています。彼女は、Project 1324 などのコミュニティや、サンダンス映画祭などとのパートナーシップにより、若い世代のクリエイティブな表現に可能性を与え、次世代の映画クリエイターを刺激する活動に熱心に取り組んでいます。ルネスは個人的に自主映画を支援し、最近では、2015年トロント国際映画祭で初公開された『Five Nights in Maine』の協力プロデューサーを務めました。また、2015年には、その年の最もクリエイティブな人を称えるAd AgeのThe Creativity 50に選ばれ、2016年には、Business Insiderにより、世界で最も革新的なCMOに選ばれました。現在はMattel社の取締役を務め、広告協議会のメンバーも務めています。

・アンガス ウォール(Angus Wall):『ドラゴン・タトゥーの女』、『ソーシャル・ネットワーク』および『ファイト・クラブ』にクレジットされ、2度のアカデミー賞を受賞した実績ある映像編集者です。ウォールと、コンテストの審査員の1人でもある映画編集者カーク バクスターは、『ソーシャル・ネットワーク』で2010年アカデミー賞編集賞を受賞しています。また、翌2011年には、『ドラゴン・タトゥーの女』で2度目のアカデミー賞を受賞しました。映画以外では、タイトルデザイナーとして、HBOテレビシリーズの『カーニバル』(2004年)と『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011年)の両方でエミー賞を受賞しました。

クリエイティビティに対する審査員の情熱は、若い世代にも、熟練のクリエイターにも多大な影響を与えることでしょう。プロクリエイターの皆様にとって、審査員を知っていただくことで今後の制作の一助となれば光栄です。

(この記事は2017年4月 13 日 (米国時間) に Meagan Keane により作成&公開された Introducing: The Make the Cut Judges** **の抄訳です)