Adobe XDベータ版5月リリース! インタラクションを保持したコピー&ペースト、Windows版にはレイヤーパネルも搭載
Adobe XD アップデート
この記事は、2017/5/17にポストされた May Update of Adobe XD を翻訳したものです。
先月、Adobe XDに今後搭載されるいくつかの新機能のロードマップをお知らせしました。今月のリリースで、この実現にさらに一歩近づきます。今月のリリースでは、macOS版とWindows版の2つのデスクトッププラットフォーム版の機能差がさらに縮まり、今後数か月にわたって両プラットフォーム向けに提供されていく新機能の最初の機能を搭載しました。
Windows版の新機能
レイヤーパネル
ユーザーのみなさんのご意見ははっきりしていました。Windows 10版で最も要望が多かった機能の1つがレイヤーパネルでした。5月のリリースで、Ctrl+Yを押すか、アプリケーション画面左下のアイコンを選択することで、レイヤーパネルを表示できるようになりました。現時点では、レイヤーの選択ができますが、ドラッグアンドドロップでレイヤーの順序を変更することはできません。この機能は間もなく実装予定です。
共有プロトタイプの更新
共有されたWebプロトタイプを更新できるようになったため、その都度新しいプロトタイプを作り直す必要がなくなりました。共有のポップアップウィンドウを開き、「更新」をクリックすれば、以前と同じ共有先と最新版を共有できます。レビュワーは、リンクを更新するだけで新しいコンテンツを確認できます。
PDFエクスポート
PNGとSVG書き出しに加え、PDF書き出しをサポートしました。選択されたアセット、アートボード、またはアートボードのグループを選択して、ひとつのPDF に書き出したり、複数のPDFに書き出すことができます。
ファイルエクスプローラからのコピー&ペースト
ファイルエクスプローラからのペーストに対応し、アセットのインポートがより簡単になりました。ファイルエクスプローラからコピーしてXDにペーストすればファイルをインポートできます。
言語サポートの拡大
Bienvenue! Willkommen! Windows版のAdobe XDがフランス語とドイツ語にローカライズされました。これらの言語でUIを表示するには、Windows 10の地域と言語の設定パネルでデフォルト言語を設定してください。
インタラクションを保持したコピー
Mac版とWindows版の両方の新機能として、オブジェクトをワイヤー付きでペーストできるようになりました。プロトタイプモードでのオブジェクトのコピー&ペースト(および複製)時に、ワイヤーが維持されるようになります。これにより、ホームボタンなどのオブジェクトを、ワイヤーを再設定することなく、インタラクションを保ったまま再利用できます。それぞれの間にワイヤーが設定されたアートボードのセットをその間でコピーおよびペーストする場合、それらのインタラクションが保持されるため、デザインの繰り返しやファイル間でのインタラクションの転送にかける時間を短縮できます。
今後数か月で、MacとWindowsの両方に新たな機能性を与える、重要な機能追加を行っていく予定です。
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※ ヘッダー画像はSimon Waloszek氏の作品を使用しています