ドキュメントソリューションによる顧客体験向上サポーターに聞く【第3回】「Adobe Sign」ソリューション コンサルティングとは #AdobeSign

連載

クラウドベースの電子サインソリューション「Adobe Sign」特集

お客様企業に最適な電子サインの活用方法を提案

昨年秋にアドビは電子サインサービス「Adobe Sign」を含むAdobe Document Cloudの導入支援サービス強化を発表しました。今回はAdobe Sign担当コンサルタントに新たに着任した山口よりソリューション コンサルティングについて紹介します。

お客様のビジネスプロセス改善を支援

私たちソリューション コンサルタントの役割は、Adobe Signが業務の中でどのように役立つか、どんな場面で活用できるかといった提案を行うことです。主にエンタープライズ企業のお客様を対象に、当社のセールスチームやパートナー企業と一緒に活動しています。
Adobe Signは“電子サイン”という非常にシンプルな基礎技術なので、業務やビジネスプロセスにおいて適用領域が広いことが特長のひとつとなっています。法務部門、人事部門、営業部門、コールセンター、保守部門など多くの部門で利用シーンがあり、コスト削減やプロセス改善など、お客様のニーズに合わせた提案活動がAdobe Sign採用の決め手となります。
われわれソリューション コンサルタントはAdobe Sign製品を熟知しているのはもちろん、業界、業務、関連法に加えて、お客様が現在利用しているIT技術の理解も求められます。


https://blogs.adobe.com/documentcloudjapan/files/2017/06/adobe-sign-solution-consulting-vol3-1.jpg

アドビ システムズ 株式会社 アドビ グローバル サービス統括本部 ソリューション コンサルティング本部 ソリューション コンサルタント 山口 竜司

Adobe Signがお客様企業に提供する価値とは

お客様からいただく要望には大きく3つの傾向があります。

1.働き方改革へつながる業務ペーパーレス化への適用

営業担当者や保守要員にはモバイル端末を配布したものの、お会いしたお客様には紙の契約書や申込書、あるいは作業完了書にサイン/押印をいただくことになるので、結局、オフィスへ戻って事務作業を行わなければならないというケースが数多くあります。この紙へのサインや押印というプロセスをAdobe Signによって電子化/ペーパーレス化し、真のモバイルワークを実現できないかという相談。

2.法令遵守をしなければならない業務領域への適用

下請法、保険業法、金融証券取引法などの法令対応、さらには採用通知などのお客様および従業員対応で法令遵守しなければならない業務領域をデジタル化して、効率良く業務を遂行できないかという相談。

3.コスト削減に関わる適用

業務委託契約書などの印紙税負担の軽減、製品/サービス申込書や契約変更依頼などの原本を保存するための保管費用といった、非競争領域に関わるコスト削減についての相談。
これらの要望こそAdobe Signの適用領域なのですが、エンタープライズ企業では多くのケースで業務がすでにシステム化されていますし、CRMパッケージがユーザーのフロントエンドになっていたりします。しかし、そんな場合でもAdobe Signの既存業務や既存システムへの統合方法あるいは方式設計などを提案することによって、お客様個別のニーズに対処しています。
これまでペーパーレス化に取り組んできて課題がやっと見えた企業、これから働き方改革を推進する企業、デジタルマーケティングやフィンテックなどの技術によって新しいタイプのビジネスにトライする企業の方々は、ぜひ私たちにお声がけください。