売れる作品を撮るための6つの要素 #AdobeStock
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最近のビジュアルトレンドとして「オーセンティシティー:信憑性」という言葉をよく聞きます。ビジネスマンがかたい握手を交わすシーンや素敵な女性がサラダを食べるシーンなどのこれまでよく見てきた表現ではなく、より自然でセンスのあるものへと需要はシフトしているようです。この変化に素早く対応し、北米市場を中心に売り上げを伸ばしているストックフォトエージェンシーに「Stocksy」があります。このブログでは、StocksyのCEO兼共同設立者のBrianna WettlauferとAdobe Stock ContributorのEugenio Marongiuから、ナチュラルで売れる作品を撮影するためのヒントをシェアしてもらいました。
物語を考える
大切なのは写真に「物語」があるかどうか。Eugenioは画像にストーリーを与えたり、人々とのコミュニケーションが好きなので、自分自身をライフスタイルフォトグラファーだと言っているそう。彼の画像はカメラがとらえるものにフォーカスするだけでなく、登場する人々のストーリーをとらえるよう心掛けているそうです。
また、フォトグラファーにBriannaがよく言っていることがあります。それは撮影する時“シネマトグラファーのようにひとつのストーリーを撮っていると思うこと”。複数の角度からとらえたひとつのシーンとするのではなく、そのシーンをフォローし続け、モデルやものにまつわる経験やつながりにフォーカスを当てるのです。
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LUMINA / STOCKSY UNITED
本物に向き合い、捉える
Eugenioのユニークな視点は彼のフォトジャーナリズムでのバックグランドからきてます。彼は最近、ミラノの人工湖Idroscaloで5人のプロボート選手のトレーニングルーティーンをフォローし、その撮影を行いました。アスリートに密着することで、Eugenioは本物の選手が見せる瞬間の輝きや表情をとらえることに成功。このリアルな環境は、撮影テーマやアクティビティに慣れていないモデルではとらえることのできないよりオーセンティックな様子をおさめることができます。
EUGENIO MARONGIU / ADOBE STOCK
アクションにフォーカスする
Eugenioは撮影する時、モデルにポーズの指示を出すのではなく、いつも通りふるまってもらうよう依頼するそうです。 たとえばキッチンシーンを撮影をする場合、「台所で作業しているポーズを取ってください」と言うのではなく、「いつもキッチンでやっている感じでなにか作ってみてください」 と言うことでモデルが自由に動け、より自然な動きを捉えることができるのだそうです。
そしてもう1つ大切なことは、撮影現場でモデルをリラックスさせてあげること。話をしながら、撮影現場にいるすべての人を巻き込みリラックスした雰囲気を作り出すのです。「作品を良いものにするには、モデルと良い関係を構築することが大切なのです」とEugenioは言います。
多様性の採用
前述したように広告用素材は“作られた感”があっては売れません。作品のバラエティーを増やし、従来美しさの概念からを捨てる勇気も必要です。Briannaは「いつもの生活の中で目にするのは、異なる性別、宗教、民族、さまざまな体型や年齢の人々。そこにこそ本当の美しさを見出すべきなのよ。」と言います。
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TRINETTE REED / STOCKSY UNITED
自然光を最大限に利用
良い光を取り入れることは、クリエイティブ撮影であろうが報道写真であろうが、良い画像を撮る上で最も大切な要素。自然な様子をとらえるには、自然光が一番だとEugenioも言います。そうすることにより撮影にも自由度が増し、いつも様々なアングルからその瞬間でしかとらえることのできない光を利用し撮影できるんだそう。それはまた彼が撮影のタイミングを見極め、良い瞬間があれば即座に、且つ慎重に、そして積極的に自ら動きながら最適なポイントを探していく必要があることを意味します。
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EUGENIO MARONGIU / ADOBE STOCK
常に好奇心旺盛でいること
さらにEugenioは日常的に色んなことに興味を持つことがインスピレーションの源だと言います。様々な画像、雑誌、書籍、テレビ番組、映画、芸術などに常に目を通すことでアイディアが舞い降りてくるのです。
いかがでしたでしょうか?皆さんの自慢の作品をぜひAdobe Stockのコントリビューターとして世界のクリエイターに販売してください。コントリビュータープログラムへはこちらから登録ください。皆さまの作品をお待ちしております。(この記事は2017年6月27日にEunsan Huhにより作成&公開された6 Tips for Producing Natural Stockの抄訳です。)