注目のコントリビューター:Mirae Kim #AdobeStock

連載

Adobe Stock コントリビューターのご紹介

今回の注目アーティストは韓国のグラフィックデザイナーのMirae Kim。彼女のアートに対するスタンスはおおらかで自然です。自分の作品を人に楽しんでもらうこと、そして、とにかくピンクを使うアーティストとして知られるようになることが、彼女の制作活動の目標のようですが、この2つの目的もどうやら達成間近には時間がかからないかもしれません。そんな彼女にお話しを聞いてみました。

ADOBE STOCK(以下AS):まずはあなたのクリエィティブな経歴を含め、簡単な自己紹介をお願いします。

はじめまして。Mirae Kim(以下MK)です。私は根からの楽天家でプラス思考の人間なので、作品にもそうした個性が表れていると思います。私のグラフィックデザインにおける一番重要な目的は、人をハッピーにすることです。自分を評するなら、作品に深い意味を持たせるより、即座に感じ取ってもらえる楽しさを追求するデザイナー、でしょうか。私の作品に見た目以上の深い意味はないんです。ぜひ気軽に楽しんでください!


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AS:ご自分のスタイルを表現するなら?

MK:「楽しさ」と「幸せ」。この2つに尽きます。

AS:どこからインスピレーションを得ますか?

MK:面白いシチュエーション、友人たちとの会話、それにクリエィティブな映画からひらめきを得ることが多いですね。

AS:デザイン業界で経験した最大の試練は何ですか?

MK:創造性です。

トレンドはめまぐるしく変化しますから、新しいことを見つけるのはとても大切です。それに、見る者を驚かせるデザインにすることも重要です。


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AS:ストックイメージに対してどのような認識をお持ちですか?そうした認識は変化していると思いますか?

MK:ストックは作品を直接販売することができる非常に興味深いサービスです。以前に比べると面白い作品が続々と登場していますね。Adobe Stockはストックビジネスの中でも、最もアクティブで優れた会社だと思います。

AS:あなたが一番好きなAdobe Stockの機能は何ですか?

MK:トレンド感のある「テンプレート」のセクションです。Adobeのプログラムを利用したテンプレートのダウンロードは最高です。スタイリッシュですし、モックアップ素材を提供していますから、デザイナーにとっては本当に便利な機能です。

AS:これまでに制作したプロジェクトの中で気に入っているものは何ですか?

MK:‘line tennis’です。美しい色を融合させたプロジェクトです。


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AS:2017年になってからワクワクするようなことはありましたか?

MK:”アドビが選ぶ2017年注目のアーティスト20人“に選出されたことは、とても嬉しい出来事でした。Adobe Stockを利用した制作活動を通じて自分自身が成長できたように感じています。

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画像はAdobe Stockアセットのみを使用して制作されたMiraeのアートワーク独占作品

AS:創作中はどんな音楽を聴いていますか?

MK:ジャクソン5の”I want you back”(邦題:帰ってほしいの)です。この曲を聴いていると元気になるんです。マイケル・ジャクソンは子供の頃から偉大なアーティストでした。

数か月前までは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のサントラにはまってしまい、それを繰り返し聴いていました。


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AS:今年はどんなデザイントレンドに注目すべきでしょうか?

MK:今、シンプルは面白くありません。あれこれ削ぎ落していくデザインの時代は終わったように思います。ですから、楽しさや洗練された感覚を豊かな色彩で表現することがトレンドと言えます。

Miraeの作品をもっとご覧になりたい方は彼女のBehanceポートフォリオおよびウェブサイトをどうぞ。

(この記事は2017年7月20日に Adobe Stock Team により作成&公開されたArtist Spotlight: Mirae Kimの抄訳です