ビジュアルトレンド : 真実を捉えた写真で共感を呼ぶ #AdobeStock

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Adobe Stock ビジュアルトレンド

お客様の目に留まるビジュアルは色々ありますが、いかに共感を呼び起せるかというのが一つの重要な要素といえるでしょう。今回のテーマは「Authentic (オーセンティック)」です。日本語では、信憑性や信頼性、本物などといった言葉が当てはまります。

実際、ストックフォトのトレンドはよりナチュラルでリアルな画像が売れている傾向にあり、これは “ありきたりでわざとらしいポーズをとった画像はもう使いたくない!”という人々の好みの変化からきているようです。そこで今回はトレンドの動向についてこの分野のエキスパートにお話を伺い、デザイナーがどのようにドキュメンタリースタイルの画像を選ぶべきか、そしてフォトグラファーがどのようにそのデマンドに対応できる画像を撮影すべきかを掘り下げてみました。

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ROB AND JULIA CAMPBELL / STOCKSY UNITED

一体なにがオーセンティックなビジュアルへのデマンドを増やしているのか

Stocksy(ビジュアルストーリーテリングに焦点を当てたユニークなロイヤリティフリーのストックコレクション)のCEOで共同創設者のBrianna Wettlauferに、“なぜバイヤーの好みがこのように変化しているのか”を聞いてみました。 「ここ何十年かで人々が写真やカメラというものにアクセスし易くなるにつれて、良い写真を作るということに対する彼らの期待値や知識レベルが上がっているからだと思います。」「Stocksyを立ち上げたとき、世の中ではいわゆるストックらしい写真が溢れていましたが、それは決してデザイナーやクライアントが求めていたものではありませんでした。」と彼女は言います。

デザイナーのKervin Brisseauxによると、品質高いオーセンティックなストックは、デザインプロジェクトのベースラインにとっても非常に重要な部分だと言います。現実的に良いストックがあれば、プロジェクトのコストを抑えることができます。プロジェクトのために新しく撮影を行うには十分な予算がない場合、クオリティーの高いストックが良い代替となります。

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BONNINSTUDIO / STOCKSY UNITED

良いドキュメンタリーストックをどのように探し出すか

プロジェクトに合ったオーセンティックな画像を見つけるとき、いくつかの美的要因を考慮しなければなりません。「ポートレイトやライフスタイルの撮影において大切なのは、照明、そしてモデル。僕はさまざまな雑誌で行われたプロの撮影とストックをよく比較します。照明は好ましいか、余計なスポットなどはきちんと処理されているか、コントラストレベルは適切か、モデルのポーズや表情は自然か。このような簡単なチェックをすることで、良いストックを選び出すことができます。」とKevinは言います。

Stocksyのプロダクト担当役員のNuno Silvaは、デザイナーの視点をよく理解しています。 「ビジュアルのバイヤーは信頼できる確実なテーマを依然として求めていますが、同時に最新のルック&フィーリングも求めています。画像内の人物の表情や立ち振る舞いが自然に出てきたものだと信じたいのです。経験、つながり、そしてどれだけ親近感を持てるかが画像の売れ行きの鍵を握ります。どちらかというと雰囲気は少しカスタマイズされたエディトリアル撮影のような画像が良いのです。」とNunoは説明してくれました。

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MAA HOO / STOCKSY UNITED

オーセンティックな画像をキャプチャするための秘訣

フォトジャーナリズムのバックグラウンドを持つAdobe Stock ContributorのEugenio Marongiuは、独特なモデルとの距離感を写し出すコンテンポラリーなポートレイトで知られています。彼が撮る見るものを惹きつけるリアルな瞬間はどのようにとらえているのでしょうか。 「モデルにポーズの指示を出さないこと。日常生活のワンシーンを再現することで、できるだけ自然なシチュエーションに近づけること。自然光を利用しながら、自然に出てくるワンショットワンショットを大切にすること。これらいくつかのポイントが重要となります。」とEugenioは言います。

「ドキュメンタリースタイルの写真を撮るということは、フォトグラファー自身も感情を移入しなければいけません。モデルとリラックスした会話をしながら、オープンでフレンドリーな関係を築くことは良いイメージを完成させるために不可欠なのです。」

Nunoは、アサインメント撮影のように、オーセンティックな作品にはストーリーがあるということが重要だと付け加えます。「経験とつながりを強調し、画像に写る人々や場所の背景を伝えるのです。複数の角度から瞬間的シーンをキャプチャするだけではなく、シネマトグラファーのように、ストーリーラインを追い続け、連続的な表現がある撮影を形にできれば素晴らしい作品ができるのです。」

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DEJAN RISTOVSKI / STOCKSY UNITED

オーセンティックなコレクションであるStocksyのコレクションドキュメンタリー専用ギャラリーも是非ご覧ください。

(この記事は2017年6月28日に Adobe Stock Teamにより作成&公開されたThe Authenticity Trend: How to Find and Shoot the Best Documentary-style Imagesの抄訳です。)