レシート管理、写真のプリントアウト、雑誌記事のクリッピングに大活躍。Adobe Scanの魅力とは【座談会】 #AdobeScan

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文字認識が可能な無料スキャンアプリ「Adobe Scan」特集

昨今のスマートデバイスの普及は、人々の情報管理方法に劇的な変化をもたらしてきました。ますます高性能になった付属のカメラはSNSにライフログを投稿するのに欠かせないものになり、ビジネスにおいても、気になった情報をスマホで写真に撮る場面が増えています。そこで活躍するのがスキャンツールです。

7月29日(土)、アドビは「Adobe Scanの活用方法と課題」をテーマに、5人の参加者を交えた座談会を行いました。Adobe Scanは、スマホやタブレット端末で使用できるiOSやAndroid対応の無料スキャンアプリです。文字認識(OCR)機能やクラウドへの自動保存機能を備えており、6月のリリース直後に複数のメディアでも紹介していただきました。座談会では、ユーザーがどういった場面でスキャンツールを活用しているのか、そして、Adobe Scanに何を求めているかという点に着目しながら、良い点、悪い点も含めて率直な感想を語っていただきました。

スキャンツールの活用方法は十人十色

プライベートにおけるスキャンツールの利用は、生活や趣味に応じて様々な楽しみ方があるようです。参加者の中からは、「焼き増し料金の節約術として家族との記念写真をスキャン、プリントアウトして親戚に配る」、「雑誌の気になるページだけスキャンしてクラウドで保存し、移動中などの時間で楽しむ」、「好きな画像を取り込んでコラージュを作って友達とシェアする」といった思い思いの活用術が紹介されました。

ビジネス面では、スキャンツールによる生産性の向上術を紹介いただきました。利用方法で多かったのが名刺管理。取引先にメールする際に、特にOCR機能があれば名刺からアドレスや役職をコピペできるので入力の手間が省け、さらに誤入力がなくなるので助かるとの声。また、顧客へのプレゼン資料や手書きのメモ、関連資料を複合機でスキャンして一式まとめて保存する整理術や、打ち合わせ時に用いられるカタログを、その場でスキャンして会社の同僚に見積もり依頼を行うなどの業務効率アップ術が紹介されました。さらに、すぐに残したいものはスマホで、大量な書類やきれいに残したい書類は複合機でといったスキャン方法の使い分けについても語られました。

Adobe Scam Sample
https://blogs.adobe.com/documentcloudjapan/files/2017/08/dcscan-1.jpg

Adobe Scanがもたらす体験と課題

今回の座談会では、参加者には事前にAdobe Scanを利用してもらいました。そこで、「Adobe Scanならでは」の便利な点と今後改善すべき点について、貴重な意見を得ることができました。主に評価された機能として、以下が挙げられました。

具体的には、自動検知では他社のアプリと比較して、スキャン枠の読込みスピードが速く煩わしさが感じられないこと、OCR機能ではテキスト部分が自動でハイライトされる点が評価されました。PDFについては、例えば写真をPDF化してコメント入力機能でメッセージを追加したり、印刷が写真よりきれいに出力されるといった声が聞かれました。クラウドへの自動アップロードは、データ共有や複数のデバイス間での共有も簡単に行える点も評価されました。一方で改善点としては以下が挙げられました。

Adobe Scanでは、ドキュメントをスキャンした際、「PDFを保存」をタップする必要があります。参加者の中には、保存方法が分からなかったためにドキュメントが結果的に保存されていなかった、という体験談もありました。「どこを押せばどんな機能があるのかが分かりづらく操作性が下がってしまう。使い方に関するFAQなどの情報がインターネット上に全くなかった」という指摘もありました。こういった声にお応えするために、順次必要なコンテンツを本ブログにて紹介していく予定ですので、どうぞご期待ください。

今後も期待されるスキャンの用途

スキャンによる業務効率向上について、様々なアイディアが挙げられました。例えば、社内向け資料の作成において、以前制作したチラシやポスター、研修資料など、紙でしか残されていない場合でも、それをスキャン、PDF化して編集することで再利用できれば大幅な作業の効率化になるとの意見がありました。また、領収証のスキャンについて、経費項目ごとに決済プロセスが異なるため、例えば交通費、交際費などあらかじめその項目別に設定されたフォルダーに、簡単に仕分けられる機能があれば、とても便利といった意見がありました。OCR機能の文字認識の精度を上げることで、効率的な名刺管理や情報検索ができると便利との声も聞かれました。