ストック素材活用法 – 3Dデザインの魅力 @Ryogo_Quberey #AdobeStock

連載

Adobe Stock ビジュアルトレンド

Adobe Stockでは3Dデータの取り扱いをしているのをご存知ですか?
このブログでは、3Dイラストレーター兼デザイナーの豊田遼吾さんに今回制作いただいた最新作品の1つ 「3D」 をご紹介していただきながら、豊田さんが制作で大切にしているポイントやAdobe Stockの活用法についてお話しをしていただきました。また、「3D」という言葉から連想される素材をギャラリーとしてまとめましたので、そちらもご覧ください。

インスピレーションとプロセスの中で

「僕はいつも80~90年代のビデオゲームからインスピレーションを得ているんです。」と豊田さん。「そして今回この作品を仕上げるにあたり、カラフルなスタイルでアプローチすることによりAdobe Stockの豊富なアセットを表現したかったんです。」

豊田さんは3Dモデルやテキスチャーをイラストレーターで作成したベクターアイコンなどの様々なスタイルのイメージにレイヤー、有機的形態をしたものやそうでないものともうまく組み合わせながらこの作品を仕上げました。この構成で彼が一番の気に入っているところは手作りのトロピカルリーフ模様だそう。「絵画のようでしょう?」と豊田さん。

TAFIART / ADOBE STOCK

3Dでデザインする

豊田さんにとって、3Dと2Dのデザインは共通点も多いとのこと。「2Dでデザインするときと同じように、(要素が)込み合っているところとスッキリしている部分のコントラストを意識するとともに、明るい色と暗い背景のバランスにも気を配りました。違いと言えば、3Dでデザインする時は、一つ一つのオブジェクトが3方向からどのように見えているか、質感や光と影をどのように表現するのかを考えなければいけないと言うことです」

ストックから作成する

豊田さんにストックを利用する方々へアドバイスを伺ってみたところ、計画性とスタイルの重要性を強調するとともに、次のようなアドバイスを頂きました。「大切なのはプロジェクトの初期段階で最終的な作品のできあがりを思い浮かべること。そして作業のプロセスとコスト管理も大切な要素です。また、ストックから素材を探すのであれば、1から作ると時間がかかってしまうアセットや、自分の感性とは一味違ったスタイルのものを使用することをおすすめします。」

いかがでしたでしょうか?豊田さんの素敵な作品はBehanceのページからご覧になれます。また、3Dデザイン業界の動向や他の3DアーティストはこちらのインスタグラムのページBehanceのページからフォローいただけます。

また、今回の記事で3Dデータを活用した作品作りをしたいと感じた方は、Adobe Stockのこちらのページから素材を探して制作に取り組んでください。また、制作はちょっと厳しいけど、3Dから発想を得た様々なアセットを活用したいという方は、Adobe Stockがセレクトしたギャラリーもお見逃しなく!

この記事は2017年9月1日にAdobe Stock Teamにより作成&公開された Aspirational Demo: Ryogo Toyoda’s Color-Packed Homage to the 80s and 3D の抄訳です。