最新のPhotoshop CC発表!上級者に納得の機能強化多数、初心者は優しくナビゲート、本日より提供開始 #AdobeMAX #AdobeMAXJP
本日、Photoshop CCのアップデートが提供されました。
アメリカで開催中のAdobe MAXに合わせたリリースです。メジャーアップデートという位置付けで、バージョンの階段を1つ登り、19.0となります。Creative Cloudメンバーの方は、デスクトップツールより新バージョンのPhotoshopをインストールしてください。(その際、旧バージョンを残すか、上書きするかを選択ください)
なにが変わった?新しいPhotoshopの全て
今回追加&強化された機能を総ざらいします。アドビ公式でも詳しい解説をご覧いただけますが、ここでは今回のアップデートに関する「こぼれ話」も含めつつ、分かりやすくご紹介します。ご自身のクリエイティブに関連するアップデートは逃さないでくださいね!
ブラシ関連
ブラシストロークの表現を向上
このアップデートは特に光学式マウスを使ってペイントツールを使用した際、LEDによる移動の感知が段階的であることが原因で、カクカクと不自然になりがちだったストロークにスムージングをかけ、手描き感のある滑らかなラインの描画を可能にするものです。ブラシ、鉛筆、混合ブラシ、消しゴムツールの使用中にオプションを設定できます。
筆箱お片付け!ブラシを目的に応じて整理整頓
お気に入りのブラシは増える一方。並べ替えをしたり、フォルダーで管理できるようになりました。さらに以前に増して、カラーや描画モードまでもプリセットとして登録できるようになっています。
パス関連
曲線ペンツール
描画の登竜門、「ペンツール」の弟分です。Illustratorに登載済みのため、おなじみの方も多いかもしれませんね。初心者向けのペンツールという位置付けで、より直感的に曲線の描画が可能です。曲線ペンツールはパスの修正時にも威力を発揮します。曲線ペンツール1本で アンカーの移動、パスの追加・削除、スムーズポイント・コーナーポイントの切り替えが可能です。必ず役に立つツールです。
パスのオプション
描画中のパスラインの太さ、色をカスタマイズできるように。地味ですがありがたいアップデートです。(裏話:この機能は日本のユーザーからの要望が反映されたものです)
文字関連
バリアブルフォントのサポート
Adobe、Apple、Googleの新しいフォントテクノロジーによる、「ひとつのフォントファイルでありながら複数のフォントのように動作する」バリアブルフォントをサポート。このテクノロジーについての詳細はTypekitブログでご確認ください。 バリアブルフォント – 柔軟なデザインを可能にする新しい種類のフォント Adobe Typekit Blog
最新フォーマットへの対応
デバイスの進化に合わせてPhotoshopも日進月歩。近年登場した新しいフォーマットへも対応しています。
HEIFサポート
iOS 11.0およびmacOS 10.13からサポートされる新しい画像ファイルフォーマット、High Efficiency Image File(HEIF)をPhotoshopもサポートします。深度マップを読み込み、ぼかしフィルターを使用して被写界深度効果を作成できます。
正距円筒式球形パノラマを編集
360°パノラマ撮影が可能なカメラで撮影されたイメージをPhotoshop内で編集できるようになりました。「パノラマレイヤー」という特殊なレイヤー上で作業します。
Microsoft Surface Dialのサポート
Microsoft Surface Dialをネイティブサポート。主にブラシ描画の際にパラメーターを制御します。
Microsoft Surface Dial
Lightroomで管理している写真へアクセス
Photoshopの同志であるLightroomとの連携がよりスムーズになりました。Photoshopのスタート画面、または作業中、検索パネルを通じてLightroomクラウドサービスから写真を取得できます。(Lightroomも今回のアップデートで新たなサービスを提供しています。くわしくはこちら)
堅実アップデート
ユーザーの皆さんからの声が多く反映されました。
- レイヤーをコピー&ペースト:「コピー」「ペースト」「同じ位置にペースト」をコマンド操作
- 属性パネルの改善:テキストの各種書式設定と、Adobe Stockの素材を使用できるように
- テキストを書式なしで貼り付け
初心者も安心
ラーニングパネルを新設
ファイルのクイックシェア:SNSなどに直接作品を投稿できます。(jpgに自動変換されます)
ツールヒント:ツールをマウスオーバーする毎、ヒントが表示され使い方をナビゲートします。上級者は「環境設定>ツール>リッチツールヒントを使用」をオフにすれば非表示になります。
Adobe Sensei
テクノロジープレビュー機能です。解像度調整におけるアップサンプリング時、Photoshop側でピクセル補完が行われますが、アドビのAI(人工知能)、Adobe Senseiがバックエンドで最適な補完をサポート。より元画像の精度に近い結果を返す事ができるようになっています。
新しいPhotoshopに触れながら気が付くアップデートも数々あるはずです。より詳細なアップデート情報、すべての変更点はアドビ公式ページからもご確認いただけます。新機能の概要
さあ、新しいPhotoshopを始めましょう!