アドビ、電子サインソリューション「Adobe Sign」とSalesforceの連携を強化。電子メールからの直接操作が可能に #AdobeSign

見積書の作成から契約締結までのプロセスにかかる作業・時間は、セールス部門にとって最大の課題の1つです。とりわけドキュメントが紙ベースの場合、プロセスの長期化、遅延によって、販売サイクルのスピードが落ちることも考えられます。官公庁や医療機関など、セールス部門以外の組織や、パートナー、従業員、顧客の窓口となっている人々もまた、同様の課題に直面しており、セールス部門と同様に、重要なドキュメントの署名や追跡に関し、シームレスで一元化された手法を求めています。

モバイルファーストを迎えつつある現在、アドビは企業の生産性向上と迅速な収益化を支援すべく、電子サインソリューション「Adobe Sign」とSalesforceの連携に関する新機能を発表しました。これにより、Salesforceを利用するお客様の電子メール内に、Adobe Signを直接組み込むことができるようになり、Salesforce CPQとの連携も実現し、Salesforce Community Cloudへの追加も可能となります。これらの新機能は、Salesforceの年次イベント「Dreamforce 2017」の期間中、11月6日~8日に 米サンフランシスコのSamovar Tea Lounge(The Five-Star Signature Lounge) において紹介しています。

今回、以下の3つの連携機能を拡充します。

Groupon、NetApp、Diners Club Internationalなどの企業では、Adobe SignをSalesforceと連携させることで、署名に要する期間を最大93%短縮しています。Adobe SignはLightningコンポーネントにも対応しており、App Cloud、Community Cloud、Sales Cloud、Service CloudなどのSalesforce製品と連動します。

Lyft Businessのバイスプレジデントであるジャイレ レンウィック(Gyre Renwick)氏は、次のように述べています。「すべてのタッチポイントで最高のエクスペリエンスを達成することが、モバイルファーストの世界で最も重要であることは明らかです。Adobe SignとSalesforceの連携により、当社のチームはこれまで以上に生産性を高めつつ、お客様に対しては、ビジネス発展の原動力となる最新鋭のペーパーレス化によるエクスペリエンスを提供することが可能です。」

新機能について

今回新たに提供した連携機能により、Salesforceをご利用中のアドビのお客様に対し、時間と場所を問わず、ドキュメントのプロセスと署名を自動化します。これにより、既存のSalesforceでのワークフローから、署名用のドキュメントを直接相手先に送信することができ、受信者は居場所や使用デバイスに関わらず、わずか数クリックの操作でドキュメントに署名できます。

新機能に関する詳細は、以下のとおりです。

今回の連携によって生まれるメリットの一つである迅速化の反面、コンプライアンスや透明性、セキュリティが犠牲になることはありません。セールス部門は、署名用の提案書、見積書、契約書の進行状況をモニタリングすることができるとともに、ビジネスルールを設定することで、適切な情報やドキュメントが適宜使用することができ、アドビの電子サインによる最高水準の認証を保証できます。

※この文章は、米国時間 2017年10月18日に米国で公開されたブログ「Adobe Sign Enhances Contract E-Signatures for Salesforce Customers」の抄訳版です。