「Acrobat Create PDF」がFirefox向け拡張機能をアップグレード。「Acrobatで開く」のオプション追加など #AcrobatDC
アドビは、Webページを高品質なPDFに簡単に変換するFirefox向けのアドオン機能(下図のスクリーンショットを参照)を提供しています。しかし、Firefoxバージョン57以降は、従来のAdd-on SDKやXULベースなどの開発技術は段階的に廃止され、WebExtensions APIベースのアドオンのみがサポート対象となる予定です。そこでアドビでは、FirefoxからPDFを作成する際に使いやすいシームレスな体験をお客様にお届けできるよう、Firefoxのリリースに先行して、新たなWeb拡張機能を公開しました。
https://blogs.adobe.com/documentcloudjapan/files/2017/11/firefox.jpg
あたらしいFirefox拡張機能
今回のFirefox向けの新たな拡張機能には、以前のアドオンではサポートされていなかった、以下の要素が追加されます。
- 「Acrobatで開く」のオプションが追加され、FirefoxブラウザからAcrobat DCをたちあげてPDFを開くことができます。
- Windows64 ビット版 Firefoxのサポートを追加しました。
拡張機能インストール時の「アクセス許可」設定について
アクセス許可ダイアログボックス(下図のスクリーンショットを参照)は、Firefoxの標準的なポップアップであり、Web拡張機能がインストールされると、必ず表示されるようになっています。このダイアログボックスは、拡張機能を適切に動作させるためユーザーの許可が必要であることを通知するものです。
Acrobat Create PDFの拡張機能は、Acrobat DC内でPDFを変換するため、Webページへのアクセスが必要です。ユーザー情報やプロファイル情報など、個人を特定できる情報(PII)へのアクセスや収集を行うことはありません。
https://blogs.adobe.com/documentcloudjapan/files/2017/11/firefox02.jpg
Acrobatのアップデートによる、拡張機能の自動アップデートについて
Acrobat DCを最新版にアップデートすると、拡張機能も自動的にアップデートされます。しかしそれには、以下のステップを実行する必要があります。また、任意に拡張機能を無効化することも可能です。
- 右上隅のメニューボタン(3本の横線のあるボタン)をクリックします。
- 「アドオン」を選択すると、「アドオンマネージャー」タブが開きます。
- 「アドオンマネージャー」タブで、「拡張機能」パネルを選択します。
- 有効化したいAdobe Acrobatのアドオンを選択します。
- 「有効化」ボタンをクリックします。
- 再起動について聞かれた場合、「再起動する」をクリックしてください。
※この文章は、米国時間 2017年11月14日に米国で公開された「Why is the Acrobat Create PDF extension for Firefox being upgraded?」の抄訳版です。